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東北のとある“開拓村”で起きた奇怪な連続殺人事件の顛末をコメディタッチで綴る異色サスペンス。国策に翻弄され、過酷な現実に追い詰められた母娘が、周囲の男たちを相手にいかに生き抜いていったかをデフォルメした描写の中にブラックな笑いを散りばめ描く。主演は「黒い家」「阿修羅のごとく」の大竹しのぶ、共演に「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」の伊藤歩。
2004年公開/119分
英題:Owl
監督・脚本 | 新藤兼人 | 「鬼婆」「薮の中の黒猫」「三文役者」 |
撮影 | 三宅義行 | 「さくら隊散る」「墨東綺譚」 |
編集 | 渡辺行夫 | 「島々清しゃ」「トキワ荘の青春」 |
音楽 | 林光 | 「一枚のハガキ」「生きたい」「北斎漫画」 |
住民が出て行った希望カ丘開拓村に残る一軒の荒ら屋に住むユミエ(大竹しのぶ)と娘エミコ(伊藤歩)。食べ物もなく餓死寸前となった2人はある計画を企て、美しく装い勧誘の電話をかける。やがて、ダムの工事現場で働く男がやってくるが……。
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
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