ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋「ロット36」死んだ老人の倉庫に眠っていたものは？

奇妙な悪夢から紡ぎ出される、8つの恐ろしい物語。背筋も凍るような恐怖を美しいビジュアルで描く、ギレルモ・デル・トロのホラーコレクション。

「ロット36」あらすじ

借金返済のため、レンタル倉庫の中身を買い取って金目の物を売りさばくことにした男。だがその中に保管されていたあるものが、恐ろしい事態を引き起こす。

※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。

登場人物

• ニック・アップルトン（ティム・ブレイク・ネルソン）
  貧困で常に不満を抱き生活している中年男性。ガサツで人の言葉を信じない。所有者が亡くなって引き取り手のない倉庫を買い取り、ガラクタを漁っては二束三文で売り飛ばす商売をしている。ロット36の倉庫を落札し、保管されていた骨董品を売りさばこうとエディから紹介されたアガサの店に持ち込む。毎日のように借金取りから催促され、ウンザリしている。退役軍人で片耳が難聴。

• エディ（デミトリアス・グロッセ）
  レンタル倉庫の管理人。死亡、離婚、借金などで引き取り手がなくなった倉庫を中身ごとオークションに出している。アップルトンは顔をあわせるが言い合いになるものの、放っておけず構うことが多い。売上をネコババしている。

• アメリア（エルピディア・カリーロ）
  メキシコ系の中年女性。倉庫の契約者だがエディの勘違いで、倉庫を競売にかけてしまいアップルトンが落札した。写真や手紙など家族の想いでだけでも返して欲しいとアップルトンに頼み込みが断られる。1000ドル払えば渡すと無理を言われた上に南京錠だけを渡され怒る。

• アガサ（Martha Burns）
  エディの紹介でロット36で手に入れた骨董品の鑑定を行う。降霊用のテーブルの仕込みに気づき、隠し扉に格納されていた悪魔の書を見つける。専門外のため本のプロであるローランドをアップルトンに紹介する。

• ローランド（セバスチャン・ロッシェ）
  ドイツ人。発見された本が悪魔の書であること、四冊目が見つかればセットで30万ドル以上になるとアップルトンと共に倉庫に戻り4冊目の悪魔の書を探す。
  アップルトンに悪魔の書を使うことで悪魔を捕らえて地上に縛り付けることが出来るのだが、第四の書が地上に現存しない理由は、儀式が成功すると本が燃えてしまうからだと説明する。

• ロット36の借主（James Neely）
  何十年もの間、毎日倉庫に通っていた。物語冒頭で死亡する。旧ドイツ軍のため兵器を売り財を成した。ギャンブルで破産し家族が離散してもオカルト崇拝を辞めなかった。

• ドッティ・ウォルマー
  ロット36の借主の妹。行方不明になった社交界の令嬢。兄が悪魔と契約した対価として妹を引き渡しと噂されている。

視聴者の声

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