作品紹介
映画「ミュージアム」は、巴亮介の同名漫画を原作としたサイコスリラー。2016年製作/139分/英題:Museum
原作 | 巴亮介 | 「ミュージアム -序章-」 |
監督・脚本 | 大友啓史 | 「レジェンド&バタフライ」「3月のライオン」「るろうに剣心」「秘密 THE TOP SECRET」「プラチナデータ」 |
脚本 | 高橋泉 | 「君は放課後インソムニア」「東京リベンジャーズ」「凶悪」「ソラニン」 |
脚本 | 藤井清美 | 「鳩の撃退法」「見えない目撃者」「蝶の眠り」「L change the WorLd」 |
撮影 | 山本英夫 | 「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」「地獄でなぜ悪い」「大日本人」 |
音楽 | 岩代太郎 | 「アナザヘヴン」「カムイ外伝」「WITH LOVE」 |
あらすじ
雨の日だけに発生する猟奇殺人事件。死体を見せることにこだわる犯人・カエル男は、自分をアーティストと呼び、犯行現場には必ず謎のメモを残す。連続する事件の関連性に気付いた刑事・沢村と部下の西野が、捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の罠にはまり、逆に追い詰められていく沢村。謎の“私刑”執行アーティスト・カエル男は一体誰なのか?その本当の目的とは?そして、沢村が絶望の密室(ミュージアム)で見たものとは…!?あなたは最悪のラストを期待する。
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- 沢村久志(小栗旬)
警視庁捜査一課一係巡査部長。家庭を顧みずに仕事に没頭した結果、妻と息子に家出されている。カエル男の標的が「幼女樹脂詰め殺人事件」裁判の関係者であることを突き止めるが、目の前で妻の遥と息子の将太が誘拐されてしまう。更に自身の独自捜査のせいで西野を死なせてしまい重要参考人となるが、警察から逃走。脅迫まがいの違法捜査を行い単身カエル男のアジトに辿り着く。
- 沢村遥(尾野真千子)
沢村の妻で将太の母。2週間前に息子と家出し友人の遥の家に匿われていたが、カエル男に誘拐されて監禁される。「幼女樹脂詰め殺人事件」の裁判員を務めていた。
- 西野純一(野村周平)
沢村の後輩にあたる新米刑事。カエル男の現場ではいつも吐いてしまい、刑事が向いていないと毎回落ち込んでいるので、沢村に叱られている。捜査を外された沢村のために情報を持ってくるが、カエル男にビルの屋上から突き落とされて死亡する。
- 関端浩三(松重豊)
警視庁捜査一課一係警部。沢村の先輩。カエル男に近づくためには沢村を追うことが近道と考え沢村の行方を追う。
- 菅原剛(丸山智己)
警視庁捜査一課一係警部補。秋山佳代のアパートでカエル男と出くわすが、佳代の恋人だと騙され取り逃がす。
- 大橋茂(三浦英)
「幼女樹脂詰め殺人事件」の容疑者。裁判で死刑が確定するが移送された警察病院で自殺する。
- 秋山佳代(田畑智子)
遥の親友。遥と将太を自分のアパートに匿う。遥が流産などで一人きりで苦しんでいたと沢村に伝える。
- 橘幹絵(市川実日子)
慈光大学医療研究センターに勤める医師。沢村から「光線過敏症」の患者の情報を聞かれ、霧島早苗の住所を伝える。実は霧島早苗の姉。
- カエル男/霧島早苗(妻夫木聡)
「幼女樹脂詰め殺人事件」の真犯人。自分を芸術家と称する快楽殺人犯で自分の犯行を大橋の犯行と断定した裁判員たちを標的に連続殺人を行う。幼少期のトラウマから「光線過敏症」を患っており雨の日にしか外出出来ないアレルギーの持ち主。
- 沢村久志の父(大森南朋)
刑事。久志の母が亡くなった時も仕事をしており、家族関係は崩壊していた。子供を通り魔から守って殉職する。久志が刑事になった要因となる。
- 学生時代の沢村久志(伊藤健太郎)
家庭を顧みない父親を軽蔑していたが、父親に助けられた子供の母親から感謝され、父親の想いを知ろうと刑事を志す。
5つの私刑
- ドッグフードの刑
被害者:裁判員だった上原あけ美(佐藤聖羅)
被害者は鎖に繋がれ、餌を与えられていない獰猛な大型犬に生きたまま食い殺される。
- 母の痛みをしりましょうの刑
被害者:裁判員だった堤優一(田口巧輝)
被害者は椅子に縛り付けられ、弓鋸で被害者の肉体を少しずつ切り取り殺害。被害者の産まれた体重分が切り取られ計量器で計測されていた。
- 均等の愛の刑
被害者:裁判官の小泉勉(山元隆弘)
家庭と愛人宛てに、縦に真っ二つに割かれた状態で配送される。
- ずっと美しくの刑
被害者:裁判官の瀬戸内綾子(滝沢涼子)
美しさを保てるよう冷凍庫で全身凍らされて殺される。
- お仕事見学の刑
被害者:沢村遥(尾野真千子)& 沢村久志(小栗旬)
沢村久志を監禁し、精巧に出来た妻子の生首を見せることで激高させ、久志の手で遥を殺させようとする。
主題歌
主題歌はONE OK ROCK「Taking Off」
視聴者の声
作品イメージ
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©円亮介/講談社©2016映画「ミュージアム」製作委員会