「ナインスゲート」はロマン・ポランスキー監督が制作した”悪魔の書”を巡るサスペンス。1999年/133分。英題:The Ninth Gate
原作 | アルトゥーロ・ペレス=レベルテ | 「Queen of the South」「アラトリステ」 |
監督・脚本 | ロマン・ポランスキー | 「毛皮のヴィーナス」「水の中のナイフ」 |
脚本 | エンリケ・ウルビス | 「悪人に平穏なし」「砂の上の恋人たち」 |
脚本 | ジョン・ブラウンジョン | 「赤い航路」「テス」 |
撮影 | ダリウス・コンジ | 「ANIMA」「ザ・ビーチ」「セブン」 |
音楽 | ヴォイチェフ・キラール | 「アンダーカヴァー」「戦場のピアニスト」 |
あらすじ
ジョニー・デップがロマン・ポランスキー監督の緊張感が張り詰めたスリラー映画で地獄の扉を開ける。「闇の国に至る第9の門」に関する希少本のディーラー(デップ)は、現存する最後の悪魔の祈祷書を探すために雇われた後、盗難、殺人、そして恐ろしい悪魔の儀式という蜘蛛の巣に絡めとられる。
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- ディーン・コルソ(ジョニー・デップ)
合法・非合法を問わず、稀覯本の探索と売買を行う腕利きの「本の探偵」。ずる賢くコレクターが亡くなると価値の分からない故人の家族から稀少価値の高い本を二束三文で買い取り、同業者の悪評を吹聴しているため業界での評判は非常に悪い。バルカンの依頼で「ナインスゲート」という悪魔が書いた本の真贋を確かめるため現存する2冊の本の所有者たちにバルカンの本を比較するために赴く。しかし、3冊の版画の違いが分かり、所有者たちが殺されてしまう。追ってきたリアナに本を奪われてしまい、謎の女とリアナを追うことに。
- 謎の女(エマニュエル・セニエ)
コルソの行く先々に現れる金髪緑目の美女。人離れした腕力の持ち主で何度もコルソを助ける。コルソはバルカンが雇った監視者だと思っていたが…
- ボリス・バルカン(フランク・ランジェラ)
悪魔学の書物を集める大富豪。悪魔が書いたと言われる「ナインスゲート」の1冊を手に入れる。現存する残りの2冊と比較して本物かどうか鑑定するためコルソを雇う。
- アンドリュー・テルファー
故人。アメリカ人の書物コレクター。「ナインスゲート」の現存する三冊のうちの一冊を所蔵していたが、自殺の前日バルカンに売却する。
- リアナ・テルファー(レナ・オリン)
アンドリュー・テルファーの妻。貴族の出身で旧姓はサンマルタン。妖艶だが、欲しいものは必ず手に入れる傲慢にして邪悪な性分。バルカンから「ナインスゲート」を預かったコルソの前に現れ「ナインスゲート」を奪おうとする。悪魔を崇拝するカルト集団のリーダー。集会に乗り込んできたバルカンに絞殺される。
- ボディーガード(トニー・アモニ)
リアナのボディーガード。コルソを尾行し「ナインスゲート」を奪おうとする。
- バーニー(ジェームズ・ルッソ)
コルソ馴染みの古本商。コルソから「ナインスゲート」を預かるが何者かに殺される。
- セニサ兄弟(ホセ・ロペス・ロデロ)
パブロ・セニサ、ペドロ・セニサの双子の製本家。アンドリュー・テルファーの前の「ナイスゲート」の所有者。コルソに9枚の版画のうち3枚だけが本物だと伝える。
- ヴィクター・ファルガス(ジャック・テイラー)
ポルトガル在住の没落貴族。稀少本のコレクターで一時は5,000冊以上あった稀少本を生活のために切り売りし800冊程度にまで減っている。「ナインスゲート」の一冊を所有しており、コルソに見せる。何者かに池に沈められ殺される。
- ケスラー男爵夫人(バーバラ・ジェフォード)
パリ在住のコレクターで本の研究家。電動車椅子に乗る隻腕の老婦人。「ナインスゲート」の一冊を所有しており、コルソに見せる。また、リアナが主催する悪魔集会の儀式が近くあることをコルソに教える。何者かに殺される。
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