映画「らせん」佐藤浩市主演・貞子の謎に迫るリングの続編ホラー

鈴木光司の人気ホラー小説「らせん」を飯田譲治監督が1998年に映画化。見ると死んでしまうという謎のビデオテープを巡って繰り広げられるホラー・サスペンス。Jホラーブームの火付け役となった作品。

あらすじ

病院の解剖室に送られた、男の死体の胃の内容物の中から、数字が羅列された紙切れが発見された。解剖を担当した医師安藤満男はその男がかつての同級生だったことを知る。安藤は、第一発見者の高野舞とともに、その謎に挑もうとする中、ある不気味な存在が浮かび上がる。 彼が到着する真理。それは人類進化の扉か、破滅への道なのか…。（関連サイトから引用）

原作小説

小説「らせん」。史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。

登場人物

• 安藤満男（佐藤 浩市）
  医学部大学講師と東京監察医務院の監察医を兼任する34歳。過去に海難事故で息子・孝則を亡くして以来、自殺の衝動に襲われるも実行できないでいた。医学生時代の友人、高山竜司の死体を解剖した際に出てきた紙切れの暗号を解読したことで事件に巻き込まれていく。吉野から手渡されたビデオを観て呪いが本物だと確信しテープを破壊する。しかしその後、高野舞と性的な関係になり、これが結果貞子の復活に協力した形になってしまう。

• 高野舞（中谷美紀）
  高山の教え子。高山が亡くなったことで
  安藤との性交渉で感染。貞子を出産するための蛹として肉体を乗っ取られ、その後排気口で死亡する。復活後貞子として行動する。大人しく暗い印象の女性だったが貞子に乗っ取られてから派手な出で立ちになる。

• 高山竜司（真田広之）
  大学の講師で安藤や宮下と同じ医学部の友人。浅川玲子の元夫であり、陽一の父。彼の死体を解剖したことから事件は始まる。胃に混入していた紙切れに数字を羅列した暗号を安藤に遺した。事件の黒幕的な人物であり貞子とは遺伝子レベルで結託。貞子の手で復活を遂げた。

• 宮下（鶴見辰吾）
  医学部病理学教室の助手で安藤の友人。医学に詳しく高山から天然痘に似た新種のウィルスを発見した。玲子の手帳「リング」からウィルスに感染したが後に貞子の要求に応えることにより一命を取り留める。

• 吉野賢三（松重豊）
  玲子の元上司であり、手帳「リング」を持ち、「呪いのビデオ」を安藤に渡す。「リング」から感染し、貞子の幻覚に怯えていたが、後に窒息死により死亡する。

• 前川警部補（小木茂光）
  「呪いのビデオ」にまつわる事件を追う刑事。

• 浅川玲子（松嶋菜々子）
  TVディレクターで高山の元妻。「呪いのビデオ」の謎を解いたはずが息子の陽一が車内で死んでいるのを発見し交通事故を起こして死亡する。

• 浅川陽一（大高力也）
  玲子の息子。小学1年生。亡くなった智子からビデオを見るように促され、見てしまう。

• 浅川浩一（村松克己）
  玲子の父で、陽一の母方の祖父。遊びに来た陽一を預かり遊び相手をする。

• 安藤孝則（菅原隆一）
  安藤の息子。3歳半。海難事故で命を落としている。遺留品の髪の毛から高山とともに貞子の手により復活した。

• 安藤利恵子（加倉井えり）
  安藤の別れた妻。孝則の母。

• 山村志津子（雅子）
  貞子の母親。当時、伊豆大島の噴火を予知して島中の評判となる。また、４０年ほど前に超能力公開実験をおこない成功させるが、その場に居合わせた記者からイカサマだと非難されてしまう。その後、気がふれ三原山の火口に身を投げて自殺したといわれる。

• 山村貞子（佐伯日菜子）
  舞の肉体を乗っ取り現世に復活する。貞子の目的は、実の父親に生きながら井戸に突き落とされた恐怖をこの世に知らしめることだった。高山を協力者として復活させる。前作では出ていなかった顔が本作では確認できる。妖艶な姿で安藤を誘惑する。

主題歌

主題歌は、HⅡHの「ゆがんだ時計」

視聴者の声

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