作品紹介
「のぼうの城」「村上海賊の娘」の和田竜が、戦国時代に伊賀忍者と織田信長軍との間に起こった天正伊賀の乱を題材にした同名小説を、「嵐」の大野智主演、「予告犯」「殿、利息でござる!」の中村義洋監督により映画化。2017公開/124分
あらすじ
時は戦国。魔王・織田信長は諸国を次々と滅ぼし、勢力を拡大していた。次に狙う伊勢・北畠家には次男の信雄を送り、日置大膳、長野左京亮らの重臣ともども、支配下におくことに成功した。特に日置大膳はその武勇が織田家に轟くほどの猛者で、織田の軍勢はさらに盤石なものとなった。今や織田家の天下統一は目前であった。しかし、その織田信長でさえ攻め入らなかった国がひとつだけあった。それは伊勢の隣国・伊賀。伊賀に棲むのは人を人とも思わぬ人でなしの忍者衆で、“虎狼の族”と呼ばれて恐れられていた。そんな忍者のひとり、無門は、“どんな堅牢な門でも彼の前では意味をなさない”と形容されるほどの凄腕の持ち主だが、普段は無類の怠け者で、女房のお国の尻に敷かれる毎日を送っていた。
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※以降は一部ネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- 無門(大野智)
人でなしの忍者衆が住む伊賀の国に暮らす忍者。伊賀一の凄腕を持つ忍者でありながら、怠け者の性分で、普段は女房のお国の尻に敷かれる毎日を送っている。
- お国(石原さとみ)
無門の想い女。安芸の国の武家娘。無門に贅沢な暮らしをさせると、さらわれて伊賀に来たが、実際には無一文の無門に「四十貫を稼げるようになるまでは夫婦の契りは結ばない」と家から叩き出す。
- 下山平兵衛(鈴木亮平)
下山家の長男。無門に匹敵する忍。わが子を殺されても平気でいる父を見て伊賀者に絶望。織田方に付き、織田信雄に伊賀攻めを進言する。
- 百地三太夫(立川談春)
伊賀の国喰代の地侍。十二家評定衆のひとり。
- 下山甲斐(でんでん)
伊賀の国上比奈知の地侍。平兵衛の父親。十二家評定衆のひとり。実は平兵衛を裏切らせるために彼の弟である自分の息子の暗殺を画策した。
- 音羽の半六(きたろう)
伊賀の国音羽の地侍。十二家評定衆のひとり。
- 下山次郎兵衛(満島真之介)
下山家の次男。下忍。無門と対決し殺される。
- 織田信雄(知念侑李/Hey! Say! JUMP)
織田信長の次男。伊勢を治めていた義父の北畠具教を暗殺し、伊勢を手に入れる。信長や義父と比較されることが多く、自身の非才に対する自覚と劣等感に苦しんでいる。
- 北畠具教(國村隼)
北畠家当主で、伊勢国司。自分の娘・北畠凛を織田信雄に嫁がせる。
- 日置大膳(伊勢谷友介)
信雄の家臣。六尺を超える偉丈夫で弓の名手。北畠具教の元家臣。具教の暗殺に加担させられたことなどから信雄と折り合いが悪い。
- 長野左京亮(マキタスポーツ)
信雄の家臣。北畠具教の元家臣。大膳とは友人関係。
- 北畠凛(平祐奈)
北畠具教の娘で信雄の妻。信雄とは折り合いが悪かったのだが、具教が殺されたことで城内の牢屋に幽閉されることになる。城に忍びこんだ無門に父親の仇をとることを依頼し自害する。
主題歌
主題歌は、嵐の「つなぐ」。
視聴者の声
作品イメージ
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