「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官#18」は、警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所に所属する鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子)の活躍を描くシリーズ18作目。2018年/101分。
原作 | 西村京太郎 | 「十津川警部」「探偵・左文字進」「恋人はスナイパー」 |
監督 | 村川透 | 「はみだし刑事情熱系」「あぶない刑事」「野獣死すべし」「殺人遊戯」 |
脚本 | 深沢正樹 | 「眼の壁」「警視庁・捜査一課長」「内閣情報調査室 特命調査官・ハト」 |
あらすじ
警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所に所属する鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子)は東京駅構内をパトロール中、悲鳴を聞きつける。声のほうへ急行すると、女性が背中から血を流して絶命していた…。通行人からサングラスの男が走り去ったと聞いた乃里子たちは、すぐさま追跡を開始。乃里子が薄暗い通路で男を追い詰め、ライトを向けると–照らし出されたのは、なんと乃里子の所轄署時代の元先輩刑事・滝本裕介(別所哲也)だった…!滝本は乃里子が鉄道捜査隊に異動した約1年後に突然、警察を辞め、現在はフリーのルポライターとして活動しているようだった。乃里子にとって滝本は警察官としての心構えを教えてくれた恩人だったが、「何があったのか話してください」と語りかける乃里子に対し、滝本はただ冷笑を浮かべるだけ。刑事時代とはまるで別人のような印象の滝本にショックを受けながらも、乃里子は捜査を開始する。
※以降は一部ネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- 花村乃里子(沢口靖子)
分駐所で主任を務める刑事。気になったことは徹底的に追及する性格。殺害現場から逃走した滝本を信じ、真犯人を追う。
- 滝本裕介(別所哲也)
乃里子の世田谷西警察署時代の元先輩刑事。乃里子が鉄道捜査隊に異動した約1年後に突然、警察を辞め、現在はフリーのルポライターとして活動している。乃里子にとって警察官としての心構えを教えてくれた恩人。田代美由紀が東京駅で刺殺された際、容疑者として逮捕される。
- 野川一郎(筧利夫)
東京駅分駐所の課長。警視庁捜査一課から警視庁鉄道捜査隊へ移籍してきた乃里子たちの上司。
- 立花広太郎(金子昇)
鉄道捜査官。お調子者で極度の高所恐怖症。
- 内海早苗(大塚千弘)
鉄道捜査官の巡査。乃里子と共に鬼怒川温泉で聞き込みを行う。
- 田代美由紀(佐久間麻由)
ボスポラル損害保険の調査員。東京駅で刺殺される。事件当日の朝、鬼怒川温泉駅から『きぬ120号』に乗車して終点・浅草で降り、なぜか浅草駅のホームで「けごん21号」の写真を撮った後、東京駅にやって来たことが分かる。
- 河島充子(国生さゆり)
ボスポラル損害保険の調査員。田代美由紀の上司。田代は客に恨まれるほど熱心な社員ではなかったと証言する。
- 前園清志(飯田基祐)
蓮和建設の常務。半年前にビルで事故があり、社員の入江が通行人を巻き添えにして亡くなったことを話す。
- 窪塚力(大髙雄一郎)
蓮和建設の社員で前園の秘書。入江がビルから落ちたところを目撃したと証言する。
- 入江健吾
蓮和建設の社員。半年前にビルから落ちて死亡。警察も保険会社も事故として処理される。
- 入江正美(中島ひろ子)
入江の妻。滝本と田代から入江健吾の事故死を再調査するように依頼され困惑する。
- 奥田忠則(黒田大輔)
アマチュアカメラマン。「けごん21号」の車中から偶然撮影した写真をもとに前園を強請っていた。殺害される。
- 浅井奈津子(楊原京子)
入江の事故に巻き込まれ亡くなった女性。父親が起こした事件の捜査をしていた滝本と付き合っていた。滝本の将来を考え身を引き、滝本に黙って娘を産み女手一つで娘を育てていた。
- 浅井里奈(内田未来)
奈津子と滝本の娘。奈津子が亡くなった後は親戚に育てられている。滝本が父親であることは知らない。
- 手塚真理絵(山村紅葉)
行きつけの小料理屋の女将。いつも事件解決のヒントを乃里子に与える。
レビュー
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