キアヌ・リーヴス&アル・パチーノ共演のオカルト・サスペンス。若手弁護士が悪魔の化身である法曹界の大物に魂を狙われる姿を描く。
訴訟大国アメリカを舞台に、法曹界を支配しようと目論む悪魔と、彼に魅入られた若手弁護士の葛藤を描くオカルト・サスペンス。アル・パチーノが、表の顔は天才弁護士、その正体は邪悪な悪魔、という二面性のある演技を披露。彼との共演を熱望したキアヌ・リーヴスは、パチーノの貫禄に負けない好演を見せている。また、当時まだ新人だったシャーリーズ・セロンによる、ヌードも辞さない体当たり演技も話題を呼んだ。(関連サイトから引用)1997年、145分。原題:The Devil’s Advocate
あらすじ
フロリダで活躍する弁護士のケビン。彼はある日、天才と評判のミルトン弁護士が経営するニューヨークの法律事務所からスカウトされる。やがて彼は妻メアリー・アンと共に現地の高級マンションに移り住み、ミルトンの元で働き始める。難事件の裁判で次々に勝訴を収め、前途洋々のケビンだったが、大都会の暮らしに孤独を感じていたメアリー・アンは、次第に精神を蝕まれていく。やがてケビンもたびたび幻覚に襲われるようになり…。
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- ケヴィン・ロマックス(キアヌ・リーヴス)
元検事の弁護士。連戦連勝記録を作るなど負けなしで能力は高いが、依頼人がクロだと分っていても手段を選ばず裁判に勝利するため、仕事に対して複雑な感情を抱いている。ケヴィンはニューヨークの大手事務所から最高の条件でヘッドハンティングされ快諾。ミルトンの弁護士事務所で夢中になって仕事に取組む。ミルトンから憔悴したメアリーのためにカレンの担当を外れるよう打診されるが断り仕事に没頭。そんな中でミルトンにレイプされたと被害妄想に囚われたメアリーに手を焼き精神病院に入院させる。そういった彼の選択で取り返しのつかない事態に陥る。
- メアリー・アン・ロマックス(シャーリーズ・セロン)
ケヴィンの妻。明朗快活な性格で連勝記録を更新するケヴィンを無邪気に応援し、ヘッドハンティングされたことも供に喜ぶ。ケヴィンとニューヨークに移住しリッチな生活をするようになるが、ケヴィンの同僚の妻たちが悪魔に見えたり、赤ん坊から子宮を奪われる夢を見たりと毎日起こる異常現象に心身ともども傷つき憔悴していく。孤独に苛まれ被害妄想と神経衰弱に陥り精神病院に入院するが錯乱。ケヴィンの目の前で自殺してしまう。
- ジョン・ミルトン(アル・パチーノ)
業界大手のミルトン弁護士事務所の代表。法曹界の伝説的な人物でカリスマ。ケヴィンが住む高級マンションの最上階に住んでおり、毎夜パーティーを開き美女たちを引き連れている。裏世界にも通じている。銃で撃たれても死なず、幻覚を相手に見せることができる超常的な存在。
- アリス・ロマックス(ジュディス・アイヴィー)
ケヴィンの母親。信心深く、息子たちが都会に行くことを快く思っていない。ニューヨークに移住してから様子のおかしいメアリーを心配し様子を見に来るが、顔を合わせたミルトンに警戒を示す。
- クリスタベラ(コニー・ニールセン)
ミルトン弁護士事務所の女弁護士。ミルトンの片腕。
- アレクサンダー・カレン(クレイグ・T・ネルソン)
マンハッタンの不動産王。妻子を殺害した裁判の弁護をミルトンに依頼する。義理の娘によからぬ思いがある。
- エディ・バズーン(ジェフリー・ジョーンズ)
ミルトン弁護士事務所の管理部長。ケヴィンの出世を妬む。ミルトンを告発しようとしていたが、ホームレスに撲殺される。
- フィリップ・モイエズ(デルロイ・リンドー)
動物を殺したことで起訴されるが、ケヴィンが無罪にする。
視聴者の声
絶対に負けない弁護士の秘密とは?
ミルトンは悪魔で、ケヴィンはミルトンの息子だった。ケヴィンの母親がミルトンを警戒していたのはミルトンが父親だと気づていたからだった。ケヴィンは全ての元凶がミルトンであると激昂しミルトンを銃撃するが、ミルトンに弾は当たらない。ミルトンは元凶は人間の虚栄心であることを語る。ミルトンは世界を支配する計画を話し、ケヴィンと自分の娘であるクリスタベラの間に子どもを作ることを求める。ケヴィンは銃で自殺する。その瞬間、ケヴィンはフロリダの裁判所にいて過去に自分がクロと分かっていても勝利した裁判の最中だった。ケヴィンは裁判を下りる。ケヴィンに群がる記者の中で1人だけ、彼の行動を英雄的行動だと称える記者がいた。それはミルトンが変身した姿だった。
作品イメージ
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