テレビ朝日開局55周年記念番組第一弾「松本清張没後20年 2週連続ドラマスペシャル」の第一夜として放映されたスペシャルドラマ。2012年放送/122分
原作 | 松本清張 | 「黒革の手帳」「ゼロの焦点」「けものみち」「わるいやつら」 |
監督 | 藤田明二 | 「津田梅子」「三億円事件」「砂の器」「アジアンタムブルー」「氷点」 |
脚本 | 吉本昌弘 | 「ゲキカラドウ」「刑事7人」「警視庁ゼロ係」「新宿鮫 氷舞」 |
音楽 | 沢田完 | 「七人の秘書」「ゴジラ S.P」「殴り愛、炎」「十三人の刺客」 |
あらすじ
娘はなぜ死ななければならなかったのか… この写真は本当に偶然撮影されたものなのか―― 娘を高速道路の玉突き事故で亡くした父親が、この事故の瞬間を偶然写した報道写真を目にし、事故の発生そのものに疑念を抱き、執念で真相を突き止めていくミステリー!
登場人物
- 山内正平(田村正和)
海外を飛びまわるルポライター。モンゴルでの取材に没頭していたため塚本からの電話を無視していたため、娘・明子が亡くなったことも、葬儀が終わっていることも帰国するまで知らなかった。家庭を顧みなかったため妻が亡くなった際も仕事をしていた。
娘・明子の死を不審に思い独自に調査を開始する。山鹿が怪しいと睨み、輸入雑貨商のナガノと身分を偽り山鹿に近づく。
- 山内明子(中谷美紀)
正平の娘。沼津で入院中の叔母のお見舞いに行くため、横浜から東名高速に乗り車を運転していたところ、玉突き事故に巻き込まれ死亡する。塚本暁と婚約しており、結婚直前だった。
- 山鹿恭一(高嶋政伸 )
「ニュース写真年間最優秀賞」を受賞したアマチュアカメラマン。夜景を撮影しに行ったところ、明子が亡くなった交通事故の瞬間を撮影し時の人となる。
- 布川麻奈美(内山理名)
沼津の大学病院の看護師。事故現場付近で「UFOのミステリーサークル騒ぎ」があり、その現場にいた「うなじにホクロのある女性」。目撃者である米津安吉が死んだときに近くにいたことが防犯カメラに残っていた。
- 塚本暁(小泉孝太郎)
明子の婚約者。NPOハートクローバーに勤めている。
- 山内恵子(岸本加世子)
正平の妹。肝移植ドナー待ちで沼津に入院している。
- 小泉恵美子(松下由樹 )
週刊スパークの編集者。事故が起きた際に火の玉を見たという証言を得て、山鹿に何か知らないか質問する。
- 越坂奈月(若村麻由美)
正平と旧知のカメラマン。正平の依頼でスタジオで赤いストロボをたき、どの程度の眩しさなのか実験する。
- 岩瀬厚一郎(内藤剛志)
沼津南署の刑事。事故原因が特定できない状況が続く。
- 古家庫之助(伊東四朗)
写真評論家の大家。山鹿の写真を「十万分の一の偶然」と絶賛し、「ニュース写真年間最優秀賞」を与えた。15年前、正平のルポが出版停止になるよう圧力をかけた。
- 仲田周平(金田明夫)
アマチュア写真クラブの主宰者。
- 米津安吉(蟷螂襲)
事故の生存者で「赤い火の玉」の目撃者。一時、意識が戻るが急変し亡くなる。
視聴者の声
視聴はコチラ
©テレビ朝日・東映