「もののがたり 第二章」人と付喪神、縁を紡ぐ付喪ノ語り

作品紹介

「もののがたり」は、オニグンソウの人気漫画をアニメ化。第二期。2023年。Malevolent Spirits: Mononogatari

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あらすじ

歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。

登場人物

• 岐くなと兵馬（大塚剛央）
  塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主。付喪神を手当たり次第に封じてしまう問題児。見かねた現当主であり祖父の造兵に、荒療治として付喪神と共棲する長月家への居候を命じられる。付喪神「唐傘」に兄姉を奪われた過去から付喪神を強く恨んでいる。21歳。実は長月ぼたんの婿候補だということが分かり意識するようになる。焦ると武士言葉になる。目つきが悪い。

• 長月ぼたん（高田憂希）
  長月家の当主。京都の大学に通う20歳。幼少期から付喪神と共に暮らしており、家族として彼らを愛している。付喪神を束ねる稀人まれびとをその身に宿しており、｢憑坐よりまし｣と呼ばれる存在。他人とは距離をとって生活している。兵馬のことを

• 羽織（沢城みゆき）
  「婚礼調度」のまとめ役。冷静かつ柔和な女性の付喪神。兵馬の真っすぐさを認め、ぼたんの婿候補としてぼたんを守ってくれると信用している。自分の身体を伸ばし拡げることが出来る。

• 薙（小林親弘）
  刀の付喪神。戦闘能力に長け、豪快で単純かつ、喧嘩っ早く言葉遣いも悪い男性型の付喪神。共同生活を送ってきた兵馬を信頼しているが、本当に長月ぼたんを任せられるか力を試す。

• 結（上田麗奈）
  髪を結い上げる簪の付喪神。普段は冷静かつ冷徹な性格だが、ぼたんを溺愛するがあまり暴走することも多い。

• 硯すずり（中島ヨシキ）
  硯の付喪神。よく街中で女性に声をかけナンパする軽い性格。体を墨に変えられるので肉体を破壊されても再生することが出来、墨の状態で攻撃することも出来る。

• 鏡（田中あいみ）
  鏡の付喪神。少女の姿をしているが大人にも変身可能。感情表現豊かで天真爛漫な性格。兵馬とぼたんのことを積極的にくっつけようとする。「照妖鏡」という鏡を使うことが出来、他者の過去を覗き見たり、姿を捉えたりすることができる。

• 匣くしげ
  匣の付喪神。長身で髭をたくわえた老人の姿をしている。無口な割に社交的で、町内会の人間と交流している。長月ぼたんを守るため（稀人が表に出て来ないように）彼女や屋敷周辺に結界を張り、力を割いているため、付喪神との戦闘には参加しない。唐傘の標的として襲撃されモノの形に戻ってしまう。

• 岐造兵（家中宏）
  兵馬の祖父。御三家のひとつである東北の岐家の当主。付喪神を封殺するばかりで対話を行なおうとしない兵馬に頭を抱え、長月家に居候し付喪神と協力する試練を課す。

• 岐隼人（高橋英則）
  兵馬の兄。戦闘の天才で、16歳のころには造兵を超えたと言われたが、唐傘の付喪神に殺される。造兵を援けるため、兵馬を守るため当主になることを急いでいた。唐傘に殺された後、身体を乗っ取られる。

• 岐鼓吹（潘めぐみ）
  兵馬の姉で隼人の双子の妹。唐傘の付喪神に殺される。

• 門守大樹（金光宣明）
  塞眼京都支部代表の門守家の当主。「使えるものはなんでも使う」がモットーの京都人。長月家に入った兵馬を利用しようと目論むが、兵馬の真っすぐさに触れ訓練をつけるようになる。長月ぼたんを危険視していたが、門守家として守ることを決める。

• 門守椿（大西沙織）
  大樹の娘。門守家の麒麟児と恐れられる戦闘狂。岐くなと兵馬を気に入り共に修行するようになる。長月ぼたんに対しても友人のような関係になる。幼い頃に岐隼人、岐鼓吹と出会っており、強かった彼らを殺した唐傘の付喪神を探している。

• 門守松太（田渕将平）、門守梅吉（高橋伸也）
  椿の兄たち。兵馬につっかかる。家族思い。

• 辻豊穣（久保田民絵）
  辻家の代表。

• 挂かい（楠大典）
  京都三大付喪神の一つで、単体での最強戦力とも言われている大具足の付喪神。江戸時代初期から存在する付喪神。

• 斎（田所あずさ）
  玉垣の付喪神。挂を封印できる数少ない存在。戦闘力は皆無。

雅楽寮ががくりょう
京都三大付喪神の一角。本庄の雅楽寮。3体の特例付喪神。全員が楽器の付喪神であるため喧しく、すぐに路上演奏をする。聴いてもらうことが前提のため人間や話の分かる付喪神に対しては友好的。やたらとロックにこだわる変わり者たち。唐傘の付喪神が京都に現れたとの情報を受けて退治するために京都にやって来る。

• 爪弾つまびき（土井美加）
  老婆の姿をした「弦楽器」の付喪神。
• 鼓つづみ（福原耕平）
  体格の良い男性の姿をした「打楽器」の付喪神。

• 吹枝ふきえ（白井悠介）
  目つきが悪い若い男性の姿をした「管楽器」の付喪神。

• 時雨（日笠陽子）
  唐傘の付喪神の一人。長月ぼたんに眠る稀人を解放するため、ぼたんを狙って襲撃する。雅楽寮に封印されるが、復活する。

• 天日てんじつ（高橋英則）
  唐傘の付喪神の一人。岐隼人と岐鼓吹を殺害。隼人の肉体を喰らいその体を奪う。岐兵馬が追う兄弟の仇。

• 凩こがらし（大地葉）
  唐傘の付喪神の一人。おネエ口調で話す。

• 吹雪（宮本侑芽）
  唐傘の付喪神の一人。眠たそうなギザ歯な少女の姿をしている。

• 煽（大地葉）
  鉄扇の付喪神。特例付喪神。内部調査や諜報活動を生業とする情報屋。

• 袿うちき（浜田賢二）
  煽とコンビを組む十二単の付喪神。特例付喪神。身体が層のように重なっているためガードが堅い。攻撃を受け、層が減っていくと女性の姿になる。

• 恵（陶山恵美里）、夏希（柳原かなこ）
  ぼたんの大学の友達。百人一首のサークルメンバー。ぼたんと兵馬をくっつけようとする。

主題歌

オープニングテーマは、メガテラ・ゼロ「誰が為」

エンディングテーマは、田所あずさ「プライベート・ルーム」

視聴者の声

作品イメージ

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