Categories: 大河ドラマ

どうする家康 #12「氏真」今川氏真と徳川家康・兄弟同然の2人の最終決戦


国を失い、父を亡くし、母と離れ、孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし…三河(みかわ)武士の熱意に動かされ、弱小国の主(あるじ)として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する乱世に飛び込んだ。待っていたのは死ぬか生きるか大ピンチ!計算違いの連続!ガマンの限界!ハラハラドキドキ、スピード感あふれる波乱万丈の第62作大河ドラマ。

制作統括磯智明「十三人の刺客」「なつぞら」「平清盛」
制作統括村山峻平「あなたのブツが、ここに」「おちょやん」
原作・脚本古沢良太「レジェンド&バタフライ」「コンフィデンスマンJP」「寄生獣」
演出加藤拓「八重の桜」「坂の上の雲 (第3部)」「天花」
演出村橋直樹「青天を衝け」「おんな城主 直虎」「まれ」
演出川上剛「星影のワルツ」「ひよっこ」「まれ」
演出小野見知「ここは今から倫理です。」「トクサツガガガ」
演出田中諭「おかえりモネ」「いいね!光源氏くん」
音楽稲本響「二つの祖国」「氷の轍」「グラスホッパー」
語り寺島しのぶ「夏の祈り」

あらすじ

 武田信玄(阿部寛)から攻め込まれ、家臣にも見限られた氏真(溝端淳平)は、駿河・今川館を捨てる。妻・糸(志田未来)は、彼女の実家である北条に身を寄せるよう勧めるも、氏真は耳を貸さない。一行が徳川領に近い掛川城に落ち延びたため、家康(松本潤)は兄弟同然に育った氏真と直接戦うことになる。長期戦にもつれ込み、お互い攻め手を欠く家康と氏真。そんなふたりの胸中に、父・今川義元(野村萬斎)の記憶がよみがえる。


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※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。

登場人物

  • 徳川 家康(松本潤)
    従五位下、三河守。桶狭間で今川義元が織田信長に討ちとられ状況が一変。岡崎を守るため今川家から織田家に寝返る。三河を平定し徳川を名乗るようになる。幼い頃から今川家に人質として生活していたため今川氏真とは兄弟同然に育った。尊敬する今川義元から生前、氏真を助けるように言われていたことを思い出し複雑な感情に囚われる。服部半蔵から氏家が掛川城にいることを聞き、総力を挙げて氏家と戦うことを決心する。


  • 瀬名/築山殿(有村架純)
    今川家の家臣・関口親永ちかながの箱入り娘。今川家の人質だった家康と結婚。信康と亀姫を授かる。桶狭間以降は今川家の元で幽閉されていたが、人質交換で岡崎に戻り築山の屋敷に住む。氏真とも幼馴染の関係。
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今川家

  • 今川氏真(溝端淳平)
    今川義元の嫡男。義元が桶狭間の戦いで討ち死にしたことで、今川軍の立て直しにかかる。親友でもあった元康が織田方に寝返ったことに激怒。裏切り者を決して許さず、家康と通じた飯尾連龍を処刑。疑心暗鬼になっていたところを、武田の調略により家臣のほとんどに裏切られる。風前の灯火のような状態で掛川城に籠城するが、父と家康のコンプレックスから鬼神のような戦いぶりを見せ、家康軍の進行を食い止める。しかし、家康の涙ながらの説得に応じて開城。正室・糸の実家である北条家へと落ちのびる。
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  • 糸(志田未来)
    氏真の正妻。北条家の姫で今川勢・武田勢・北条勢の同盟締結の証として氏家に嫁ぐ。お飾りの妻ということで氏家は糸に対して距離をとっていたが、糸は氏家が今川家を背負っていくために、どれだけ腐心していたかを見ており、氏真の支えになろうとする。足が悪く引きずって歩く。

松平家の家臣

  • 石川数正松重 豊
    松平家古参の家臣で、家康が最も信頼する常識人。カミソリのような切れ味鋭い頭脳の持ち主で、遠慮なく正論を進言する。

  • 酒井忠次(大森南朋)
    個性派家臣団のまとめ役。家康の叔父おじ。時に宴会芸を始め、場を盛りあげる気遣いの人。

  • 本多忠勝(山田裕貴)
    松平家のために代々身を捧げてきた本多家の若武者。本多忠真の甥。

  • 榊原小平太(杉野遥亮)
    貧乏武家の次男坊。大樹寺で家康と出会い感化され松平家に仕える。年の近い本多忠勝を意識する。本多忠勝と共に護衛として家康に付き従う。

武田家

  • 武田信玄(阿部寛)
    甲斐・信濃の大名。武田家当主。今川家と同盟を結んでいたが、今川義元が死んだことで今川領を切り取りにかかる。氏家を滅ぼすよう家康に発破をかけるが、氏家を処刑せずに勝手に逃した行為が武田に対する裏切りではないかと怒る。
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  • 山県昌景(橋本さとし
    武田家筆頭重臣。武田軍最強部隊・赤備えの指揮官で百戦錬磨の猛将。
  • 穴山信君(田辺誠一
    武田家家臣。智謀の士であり、武田信玄の参謀。

  • 望月千代古川琴音
    歩き巫女。武田信玄に諸国の動向を報告する。

織田家

  • 織田信長(岡田准一)
    尾張の大名。織田家の当主。冷徹非情にして苛烈な気性で、謀略に長け武勇に優れる。類い稀なる天才性と指導力、カリスマ性で乱世を切り開く風雲児。京の都に上洛する。
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  • 木下藤吉郎(ムロツヨシ)
    織田家の家臣。通称は猿。清須城を訪れた元康の案内役を務める。初対面の相手でも気さくに接し朗らかで人懐っこく振る舞うが、時に冷徹な表情と物言いをするなどつかみ切れない性格の持ち主。

その他

  • 於大の方(松嶋菜々子)
    元康の母親。実家の水野家が織田方に付いたため松平広忠とは離縁し、久松長家と再婚し、3男3女を儲ける。

  • 久松長家(リリー・フランキー)
    織田方の国衆。於大の方に尻に敷かれている。元康が織田方に付くと、妻子とともに三河・岡崎城の元康の下に転がり込む。本人の野心は薄く穏やかな人物。

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