「SPEC〜零〜」ドラマシリーズ第一話に繋がるミショウ設立の前日譚

TBS地上波で2010年10月より放送されたドラマ『SPEC～警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿～』が、スペシャルドラマとなって復活!!戸田恵梨香と加瀬亮のW主演、堤幸彦が演出を手がけ、熱狂的なファンを生み出した。『劇場版SPEC～結（クローズ）～』に先駆けて放映された、堤幸彦監督による人気ドラマのスペシャル版。「SPEC」シリーズの前日譚として、当麻が自身の左手を失うこととなったエピソードを描く。

シリーズ放送時系列

あらすじ

　両親と弟を飛行機事故でなくした女子高生・当麻紗綾（戸田恵梨香）のもとに、警視庁弐係の・近藤（徳井優）という刑事がやってきた。「あなたの家族はスペックを持つ者たちに殺された可能性が高い」。スペック――当麻が初めてその言葉を聞いた瞬間だった。
６年後、その話を片時も忘れたことのない当麻は、迷わず刑事の道を選ぶ。
ＦＢＩ研修を終え帰国した当麻は、公安部公安第五課未詳事件特別対策係への配属が決まり、係長の野々村（竜雷太）に出迎えられる。

　一方、ニノマエ（神木隆之介）は地居（城田優）の策略により、当麻を親の敵と憎み、あらゆる手で当麻を追い詰めようとする。地居によって歪められた当麻とニノマエは仲の良い姉弟だった記憶をいっさい消され、命を賭けた戦いへと向かうことに。
そして、その渦の中に巻き込まれた一人の少女・真帆（川島海荷）。カノジョを守るため、当麻はSPECを使うことになるのだが……。©TBS

※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。

登場人物

• 当麻紗綾（戸田恵梨香）
  駿台模試一位の才女。高校の頃に両親と弟の陽太を飛行機事故で亡くす。近藤からSPECホルダーの存在を聞き刑事を志す。京都大学卒業後はアメリカのFBIで研修を受け、帰国後ミショウの捜査官としてSPECホルダーの事件に関わっていく。FBI時代に出会ったナンシーは姉妹のような関係。左手に死んだSPECホルダーを呼び出すことが出来るSPECホルダー。

• 野々村光太郎（竜雷太）
  未詳の嘱託係長。元捜査一課弐係（通称：ケイゾク）係長。公安部長・柴田純からの指令でミショウを設立。当麻と瀬文をミショウにスカウトする。

• 一十一にのまえ じゅういち（神木隆之介）
  人の数万倍のスピードで移動できるSPECホルダー。本名は当麻陽太で当麻紗綾の弟。両親を失った飛行機事故で能力が発動するが、地居に記憶を書き換えられ自分が当麻陽太だったことは覚えておらず、当麻紗綾を両親の敵と思い込んでいる。”ジャスフェラー”のディアブロから石油系メジャーの幹部たちを殺害したSPECホルダーを始末するよう依頼されるものの、依頼そっちのけで当麻を倒そうと動き出す。

• 地居聖（城田優）
  記憶を書き換える能力を持つSPECホルダー。”ジャスフェラー”の一員で、ディアブロからの命令でニノマエをコントロールする。既に当麻のストーカーで、婚約指輪を当麻に渡す。当麻とニノマエの戦闘時にはオランダに行っており不在だった。

• ディアブロ（大杉漣）
  ジャスフェラーの最高幹部。石油メジャーの幹部たちを心臓麻痺で殺害したSPECホルダーの始末をニノマエに依頼する。生意気なニノマエを地居にコントロールするよう命令する。

• ナンシー（Simone）
  FBI時代の当麻の友人。電子機器を自由に操作することが出来るSPECホルダー。マフィアに殺されそうになっていたところを当麻に救われ、姉妹のような関係になる。当麻に危機が迫っていることを伝えるため日本にやって来るが、ニノマエに目を付けられ殺害される。

• 上野真帆（川島海荷）
  セーラー服姿の車椅子の美少女。父は内閣情報調査室の一員だったが、家族で自動車事故に遭い一人生き残り復讐を誓う。人の身体から臓器を抜き取ることが出来る心霊手術のSPECホルダー。スケバン刑事のようなキャラクター。

• 一 二三にのまえ ふみ（篠原恵美）
  ニノマエの母親役として地居が記憶を操作した女性。上野が殺害した石油メジャーの幹部の妻で、自殺しようとしているところだった。

• 近藤昭男（徳井優）
  捜査一課弐係（通称：ケイゾク）係長。野々村とは弐係時代の上司部下の関係。高校生の当麻に、亡くなった家族がSPECホルダーに殺された可能性があることを伝える。

• 瀬文焚流（加瀬亮）
  警視庁の花形である警視庁特殊部隊（SIT）の若手隊員。作戦中に怪我をした入山隊長の代わりにチームを率い結果を出す。

• 入山隊長（高嶋政伸）
  SIT丙部隊隊長。瀬文の亡くなった父親の部下で、警察官になった瀬文をSIT隊員として育て上げる。出動中に負傷し、瀬文を隊長代理に指名する。

• 柳岡副隊長（阪田マサノブ）
  後輩である瀬文が上司になったことから、瀬文を憎み陥れようと画策する。

• 志村優作（伊藤毅）
  瀬文と同じように高校時代に父親を亡くした高校生。瀬文を尊敬し警官になり、その後SITに合格する。

• 志村美鈴（福田沙紀）
  志村優作の妹。未成年だがビールを飲む。

• 藤井先生（江口のりこ）
  当麻の高校時代の数学教師。

• 当麻天（佐野元春）
  当麻紗綾と当麻陽太の父親。飛行機事故で亡くなる。

• 当麻流夏（石田えり）
  当麻紗綾と当麻陽太の母親。飛行機事故で亡くなる。

• 武内（武内享）
  「チェッカース無線」のタクシー運転手。当麻と野々村を乗せていたところをニノマエに襲撃される。

• 白い男（向井理）

• 白い女（大島優子）

ケイゾクの情報

• 柴田純（中谷美紀）
  画面には登場しないがケイゾクのBGMが流れ、柴田が出世し公安部長になっていることが野々村と近藤から語られる。

• 真山徹（渡部篤郎）
  既に殉職しており、そのことがミショウ設立の要因になっていることが語られる。

主題歌

主題歌はTHE RiCECOOKERSの「NAMInoYUKUSAKI」

視聴者の声

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