「十二大戦」は、西尾維新によって書かれたライトノベルシリーズを原作としたアニメ作品。物語は、十二人の戦士たちが互いに戦いを繰り広げる「十二大戦」と呼ばれる戦いが描かれる。
物語の舞台は現代の日本で、主人公である十二人の戦士たちは、それぞれが異なる能力や技を持ちながら、自らの存在理由を果たすために戦っていく。しかし、戦いの中での友情や絆、過去の因縁などが次第に明らかにれていくうちに、戦士たちの間には複雑な関係が生まれ、物語は次第に謎解きやドラマティックな展開へと進んでいく。
あらすじ
誇り高き十二戦士の、血戦の記録 –十二年に一度開催される第十二回目の十二大戦。干支の名を宿す十二人の猛き戦士が互いの命と魂を賭けて戦う。参加者は『子』『丑』『寅』『卯』『辰』『巳』『午』『未』『申』『酉』『戌』『亥』の十二人、異様なる戦士たち。その戦いに勝利した者は、どんな願いでもたったひとつだけ叶えることができる。どうしても叶えたいたったひとつの願い–最後に生き残る者は誰か?策謀と殺戮の渦巻く戦場で、流れるのは誰の涙か?魂を揺さぶるバトルロイヤルが開戦する。
※以降は一部ネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- 寝住/墨野 継義(堀江瞬)
「子」の戦士。欲しいものは『夢が欲しい』。肩書きは『うじゃうじゃ殺す』。基本は寝ており、やる気があるのかないのか分からない。砂粒の和平提案に賛成する。
- 失井/樫井 栄児(梅原裕一郎)
「丑」の戦士。欲しいものは『助けが欲しい』。肩書きは『ただ殺す』。「皆殺しの天才」と呼ばれ、その突出した戦闘能力は12人の中でも最強。砂粒の和平提案に賛成したことで他の戦士から驚かれる。サーベルから繰り出す斬撃で相手を切り裂く。
- 妬良/姶良 香奈江(五十嵐裕美)
「虎」の戦士。欲しいものは『正しさが欲しい』。肩書きは『酔った勢いで殺す』。いつも酔っぱらっている酔拳の使い手。過去に失井と因縁があるが牛井は覚えていない。
- 憂城(岡本信彦)
「卯」の戦士。欲しいものは『お友達が欲しい』。肩書きは『異常に殺す』。ネクロマンサーで、殺した相手を友達として使役する能力がある。
- 断罪兄弟 兄/積田 長幸(江口拓也)
「辰」の戦士。欲しいものは『何も欲しくない』。肩書きは『遊ぶ金欲しさに殺す』。常に双子の弟と2人で行動しバイト感覚で金で殺しを請け負う。
- 断罪兄弟 弟/積田 剛保(鳥海浩輔)
「巳」の戦士。欲しいものは『金が欲しい』。肩書きは『遊ぶ金欲しさに殺す』。
- 迂々真/早間 好実(緑川光)
「午」の戦士。欲しいものは『才能が欲しい』。肩書きは『無言で殺す』。人体では考えられない強度の防御術『鐙』を使用できる。寡黙で、若干後ろ向きな性格。砂粒の和平提案に賛成する。
- 必爺/辻家 純彦(チョー)
「未」の戦士。欲しいものは『時間が欲しい』。肩書きは『騙して殺す』。第九回大戦の優勝者であり、「孫の顔が見たい」という願いを叶える。今回は孫の代わりに二度目参加を決める。元武器商人で自作爆弾「醜怪送り」を扱う。12戦士の集合場所で爆破し、
- 砂粒/柚木 美咲(早見沙織)
「申」の女戦士。欲しいものは『平和が欲しい』。肩書きは『平和裏に殺す』。12戦士の中では3本の指に入る実力者だが、これまで数多くの戦争や内乱を和解に導いてきた平和主義者。12戦士の集合場所で戦士たちに和平提案を出し、その後も協力者を集めようとする。
- 庭取/丹羽 遼香(佐倉綾音)
「酉」の女の子戦士。欲しいものは『自分が欲しい』。肩書きは『啄んで殺す』。鳥類と意思疎通する能力『鵜の目鷹の目』を使い、戦士たちの動向を追う。砂粒の和平提案に賛成する。
- 怒突/津久井 道雄(西村朋紘)
「戌」の戦士。欲しいものは『勝ちが欲しい』。肩書きは『噛んで含めるように殺す』。体内で調合した毒を感染させる『毒殺師』。
- 異能肉/ 伊能 淑子(日笠陽子)
「亥」の戦士。欲しいものは『愛が欲しい』。肩書きは『豊かに殺す』。十二大戦するはずだった妹を自殺に追い込み、自分が参加する。弾切れなく機関銃を乱射し続ける能力『湯水のごとく』の使い手。父親は前回の十二大戦優勝者。
主題歌
オープニングはパノラマパナマタウンの「Rapture」
エンディングはDo As Infinityの「化身の獣」
視聴者の声
作品イメージ
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© 西尾維新・中村 光/ 集英社・十二大戦製作委員会