劇場版「BLAME!(ブラム)」は、弐瓶勉による日本のSFアクション漫画作品のアニメーション劇場版。2017年/105分。
あらすじ
過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。 都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、階層都市の防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。少女・づるは、村を救おうと食 糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(キリイ)であった。
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- 霧亥(櫻井孝宏)
「ネット端末遺伝子」を求めて一人、巨大な階層都市を旅する探索者。人間として振舞っているが身体はサイボーグ化している。
- づる(雨宮天)
電基漁師たちが住む村の少女。村のために食料を求め狩場に遠征中、セーフガードに襲われていたろころを霧亥に助けられる。「ネット端末遺伝子」を知っている人がいるか調べるため村に連れて帰る。霧亥と一緒にいると「監視塔」に検知されないことに気づく。
- タエ(洲崎綾)
づるの友人で彼女と共に狩場に同行した電基漁師見習いの少女。考えるより先に体が動いてしまうづるをサポートしている視野が広い人物。妹想い。
- おやっさん(山路和弘)
電基漁師の頭領。霧亥に300年前に、何故か駆除系が侵入できないエリアを見つけそこに村をつくったという村の成り立ちを話す。村の存亡を霧亥に賭ける。
- 捨造(宮野真守)
電基漁師たちのリーダー。よそ者である霧亥を警戒する。
- フサタ(島﨑信長)
電基漁師の若者。タエに片思いしている。
- シボ(花澤香菜)
村の立ち入り禁止区域「腐れ祠」に眠っていたアンドロイド。元は科学者で「ネット端末遺伝子」の偽装技術を開発するが朽ち果てていた。「腐れ祠」に訪れた霧亥に**まで自分を連れて行くよう依頼する。
- 駆除系
防衛システム「セーフガード」。階層都市を守るため人間を「違法居住者」として見つけ次第駆除(抹殺)しようとする。
- 統治局(豊崎愛生)
ネットスフィアの支配レベル。ネット端末遺伝子を持つ人間によるネットスフィアの機能回復を望んでいる。
- サナカン(早見沙織)
防衛システム「セーフガード」の戦闘アンドロイド。人間に擬態することが出来、タエを殺し成りすまし村に侵入する。
視聴者の声
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©弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局