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柔らかい物腰のうちに秘めた卓越した推理力。警視庁捜査一課の殺人事件担当・古畑任三郎(田村正和)が、完全犯罪をたくらむ犯人たちと対決していく人気ドラマ。1999年に放送された第3シーズンの第2話「忙しすぎる殺人者」。
演出 | 鈴木雅之 | 「湯道」「マスカレード・ホテル」「HERO」「王様のレストラン」 |
脚本 | 三谷幸喜 | 「鎌倉殿の13人」「真田丸」「記憶にございません!」「ステキな金縛り」 |
不倫事件真っ只中の都議会議員・岩田大介(佐渡稔)がホテルで死んだ。手にピストルを持ち頭を撃ち抜いており、それが釈明会見の夜のことであったため状況は限りなく自殺の可能性。だが、古畑任三郎(田村正和)は、部屋の状況や死亡推定時間直前の岩田の行動に不審を抱き、他殺事件として捜査を始めた。 古畑は岩田の影に、同じホテルに泊まっているメディア・プランナー、由良一夫(真田広之)の存在を感じた。 岩田は由良の企画するレストランに出資する予定だったが、出資をしぶっていたのだ。しかし、犯行時間に由良が自室から秘書に電話をかけており、アリバイがある。その通話も録音してある。だが、古畑は、通話記録に残された由良のドラマの企画アイデアに、犯人でしか知り得ない状況があることをつかんだ。そのアイデアは由良が自室にいたのでは決して気づくことなかった。果たしてそのキーポイント…
事件当時、ホテルの自室の窓から向いのビルで男女が抱き合っているところを見たという由良の不用意な一言から、当時ホテルは10周年のイルミネーションで由良の部屋の電気は消えていたので、由良が自分の部屋にいなかったということが証明されてしまう。
©共同テレビジョン