反町隆史 × 江角マキコのW主演の月9ドラマ「Over Time-オーバー・タイム」です。
『Over Time-オーバー・タイム』は、1999年に月曜21時の「月9」枠で放送されたテレビドラマ。カメラマンの卵と、彼と共同生活を送ることになった美容師との「友達以上恋人未満」の微妙な恋や友情を描くラブ・ストーリー。
演出 | 武内英樹 | 「今夜、ロマンス劇場で」「テルマエ・ロマエ」「のだめカンタービレ」 |
演出 | 永山耕三 | 「モンテ・クリスト伯」「それでも、生きてゆく」「スローダンス」 |
演出 | 羽住英一郎 | 「カラダ探し」「恋人はスナイパー」「サトラレ」「スペーストラベラーズ」 |
脚本 | 北川悦吏子 | 「夕暮れに、手をつなぐ」「空から降る一億の星」「オレンジ デイズ」 |
音楽 | 武部聡志 | 「THE FIRST SLAM DUNK」「アーヤと魔女」「コクリコ坂から」「小川の辺」 |
あらすじ
女3人で寂しくも楽しい共同生活をしている全然男に縁のない美容師の笠原夏樹。 同居人の春子、冬美と北海道にスキー旅行に行った際、夏樹はカメラマンの楓宗一郎と知り合う。東京に戻った夏樹たちの家に、ミスを犯して東京本社に異動した宗一郎がころがりこんでくる。実は宗一郎は春子の弟だったのだ。恋愛対象とは考えていなかった夏樹と宗一郎。夏樹のかつての片想いの相手である医師・龍彦との再会を経て、2人の関係は思わぬ方向に転がっていく
登場人物
- 楓宗一郎(反町隆史)
新聞社に勤めるカメラマン。26歳。北海道で活動していたがガス爆発の事故被害者なづなを気づかいコートをかけたことで東京に左遷される。姉の春子の家に転がり込むが、そこで北海道のホテルやお見合いで偶然出会った春子の友人だった夏樹と共同生活を送ることになる。
- 笠原夏樹(江角マキコ)
30歳独身の美容師。友人の春子の家に同居している。北海道で宗一郎と気まずい出会いをした後、自身のお見合いの場で、相手方の付き添いに来た宗一郎と再会する。2度の出会いでも連絡先を交換することはなかったが、同居することになる。
- 倉田なずな(木村佳乃)
北海道のガス爆発事故に巻き込まれた大学生。事故で怪我をした足にコートをかけてくれた宗一郎にコートを返すため東京にやってくる。宗一郎と共同生活を送る夏樹に嫉妬する。
- 久我龍彦(椎名桔平)
夏樹の中学の時の家庭教師。今は大学病院の医者。以前、家庭教師をしていた夏樹と再会し、付き合い始める。結婚に失敗した過去があり、娘がいる。
- 鶴町冬美(石田ゆり子)
大手企業が入るビルの受付嬢。春子の家に同居している。
- 楓春子(西田尚美)
宗一郎の姉で、宗一郎、夏樹、冬美と同居している。小説家を目指すライター。
- 小林裕貴(伊藤英明)
宗一郎の後輩で、なずなの恋愛の相談相手。
- 神谷利奈(田中麗奈)
久我の患者。足を怪我し入院しているがリハビリを拒否する。
エピソード
第1話
間もなく99年がやってくる。笠原夏樹(江角マキコ)は、鶴町冬美(石田ゆり子)と楓春子(西田尚美)の女三人、北海道のホテルでその時を迎えようとしていた。 同じホテル。新聞社でカメラマンとして働いている楓宗一郎(反町隆史)は、後輩の遠藤和也(加藤晴彦)と、ニューイヤー花火の撮影のため泊まり込んでいた。この時宗一郎と夏樹は、部屋の外に締め出されるという同じ失敗で顔を会わせ、さんざんな思いをするが、偶然か再び、ふたりを東京で出会わせてしまう。 春子がセッティングした夏樹の見合い相手の付き添いとして宗一郎がやってきたのだ。結局、見合いは同席した冬美中心に進んでしまうが、宗一郎はくさりきってしまった夏樹を、大空の散歩に連れ出す…
第2話「恋する二人」
東京の新聞社に宗一郎(反町隆史)をたずね、なずな(木村佳乃)がやってきた。事件の時、足に掛けてもらったジャケットを返しにきたのだ。血の跡が消せないお詫びにとお金も一緒に差し出すなずな。宗一郎は、そのシミのこと、リハビリに頑張った話を聞き、改めて事故の大きさを感じていた。 その夜、二人は電話で連絡をとり合い、明日ディズニーランドへ行く約束をする。だがそれは遠藤(加藤晴彦)がなずなのことを夏樹(江角マキコ)らに話したことから、冬美(石田ゆり子)、春子(西田尚美)らも知るところとなっていた。 翌日は雨。一足先に起きた宗一郎は、冷蔵庫に貼ってあったハンバーグの作り方の切抜きを見つけ、思わず捨ててしまう。自分が撮ったものだっ…
第3話「秘密のデート」
宗一郎(反町隆史)は、なずな(木村佳乃)と過ごした一夜のことで夏樹(江角マキコ)たちや遠藤(加藤晴彦)らにしつこくせめられる。しかし、実はふたりはゲームをしていたと聞き遠藤はあきれるばかり。一方、夏樹は、憧れの久我(椎名桔平)に食事に誘われた。そこで久我は、バツイチで子供がいることを話した。でも可愛いガラスのイルカを贈られ夏樹は幸せ気分で帰宅する。だがこれを見た冬美(石田ゆり子)は「この程度で落ちるなんて安い女」とねたみ半分で言い、二人は険悪ムードに。おまけにこの喧嘩が原因でガラスのイルカは紛失してしまう。翌日の夕食で二人は仲直りし一同はホッとするが、今度は春子(西田尚美)が、懸賞小説に違う原稿を応募してしまったと騒ぎ…
第4話「大人のキス」
宗一郎(反町隆史)がなずな(木村佳乃)のもとから朝帰りした日曜の朝、冬美(石田ゆり子)が自殺未遂をはかった。しかし、実はこれは不倫に疲れた冬美の狂言で、夏樹(江角マキコ)と春子(西田尚美)はひとまず胸をなでおろす。しかし、夏樹に呼びだされた久我(椎名桔平)は、冬美の手首にためらい傷を見つけて、それが単なる思い付きではなかったことを知る。 数日後、不倫相手とも別れて元気を取り戻した冬美のために、立ち直りを祝う会が開かれることになった。遠藤(加藤晴彦)、小林(伊藤英明)らと盛り上がる冬美は、酔った勢いで久我にキス。夏樹はその場の雰囲気にいたたまれず店を飛び出してしまう。久我は追いかけ・・・。
第5話「キスの温度」
冬美(石田ゆり子)を励ます会で、無差別キスをした冬美のことを遠藤(加藤晴彦)、春子(西田尚美)らが話題にして盛り上がっていた頃、宗一郎(反町隆史)にリストラの宣告がされた。 一晩飲み明かすつもりで入ったワインバー『オーバータイム』には、偶然夏樹(江角マキコ)がいた。宗一郎はクビのことを打ち明け、結局二人は朝まで過ごす事に。 翌日、宗一郎はなずな(木村佳乃)に会ったが、会社をやめさせられたことは言わなかった。 しかし、後に春子からこのことを聞かされたなずなは、夏樹には話して自分には話してはくれなかったことにショックをうけてしまう。 一方、冬美は、不倫相手・城山(羽場裕一)とのことで傷ついた思いを、遠藤にぶつけてし…
第6話「許せない関係」
夏樹(江角マキコ)は、久我(椎名桔平)とデートを重ねているが、どうもしっくりいかない。恋とはこんなもの?と包み隠さぬ気持ちを宗一郎(反町隆史)に打ち明ける。そんな恋に悩む夏樹の耳に、いつの間にか冬美(石田ゆり子)と遠藤(加藤晴彦)が付き合い始めていたことが入った。一様にショックと驚きの表情を見せる宗一郎そして春子(西田尚美)。 ある日、宗一郎は久我から、入院患者の利奈(田中麗奈)の卒業アルバム用の写真を撮ってほしいとたのまれる。リハビリを拒否する利奈の気持ちを理解する宗一郎は、かたくなな利奈の気持ちをなんとか開こうとする。そして、その決心を話す相手は夏樹。お互い大事なことは宗一郎であり、夏樹。 ある日のこと、宗一郎…
第7話「ずっと淋しかった」
夏樹(江角マキコ)は、多忙な久我(椎名桔平)とのデートもままならない。やっと会えてもポケベルに呼び出されて中断してしまう始末。仕方なく一人、映画を見に行くとそこには利奈(田中麗奈)に邪魔者扱いされてしまった宗一郎(反町隆史)が。夏樹は、その時はじめて自分が原因でなずな(木村佳乃)とケンカしてしまったことを聞かされる。数日後、なずなに会って、誤解を解く夏樹。 一方宗一郎は、利奈を、彼女がかつて通っていた小学校に連れ出す。そこで剣道に打ち込む少女を見て、利奈は思わず立ち上がる。宗一郎の見守る中、触発された利奈は自らゆっくり一歩ずつ歩き始める。利奈はよろけ、手をさしのべた宗一郎にしがみつく。病院に戻った利奈は久我にも歩く努…
第8話「急接近」
利奈(田中麗奈)の手紙が原因でまた仲違いしてしまった宗一郎(反町隆史)となずな(木村佳乃)。久我(椎名桔平)は、好きならば頑張れと励ましてやるが、宗一郎との間はなかなかしっくりいかない。お互い好きだということは分っているのに・・・。宗一郎は今の状況がなずなを苦しめていると思い、しばらく会わないでいようといった。だが、それがなずなをますます苦しめることになり、身体のバランスを崩したなずなは、久我の病院に運び込まれてしまう。 一方、夏樹(江角マキコ)にもショックなことが起こった。久我の娘が父のことを返してほしいと訴えにきて、久我からも、もう結婚をするつもりはないことを聞かされ・・・。
第9話「まちがい」
宗一郎(反町隆史)は夏樹(江角マキコ)と考えた企画を出版社に持ち込んだが、連載をとりつけることはできなかった。その上、久し振りに電話で話すことができたなずな(木村佳乃)から、北海道に帰ることを聞かされた。 一方、夏樹も久我(椎名桔平)の海外転勤が決まったことを聞かされ、落ち込んでいた。冬美(石田ゆり子)や遠藤(加藤晴彦)たちは、『オーバータイム』に集まり、夏樹を励ますが、ハイペースで飲む夏樹はすっかり酔っ払ってしまう。見兼ねた冬美は、宗一郎に連れて帰るように言うが、実はこれは二人をくっつけようとした冬美の作戦だった。 二人きり、肩を寄せあい、本音を語るうち、だんだんいいムードになる宗一郎と夏樹・・・。
第10話「寝てしまった・・・」
北海道に帰ることにしたというなずな(木村佳乃)と別れた宗一郎(反町隆史)と、海外に行くことになったと久我(椎名桔平)に言われた夏樹(江角マキコ)。二人は、追いかけることもせず、苦しい時を忘れようとする。しかし、この後なずなは自分の将来は自分で探したいと、東京に残ることを決心していたのだ。偶然出会った小林(伊藤英明)だけが、そのことを知ることになった。 そして、いよいよ久我が日本を発つ日が来た。冬美(石田ゆり子)は、夏樹を強引に空港に引っ張って行き、最後の別れをさせる。久我を見送った夏樹は、その後ひとりなりたいと冬美と別れた。 しかし、それを聞いた宗一郎は「こんなひとりになれる奴じゃないだろ」と夏樹をひとりにした冬美…
第11話「最後の告白」
夏樹(江角マキコ)と冬美(石田ゆり子)が春子(西田尚美)の家を出て行く日が近付いてきた。夏樹を止めることもできず、複雑な心境の宗一郎(反町隆史)。そんな中、冬美と遠藤(加藤晴彦)が結婚することになった。冬美が妊娠。堕ろすことを覚悟していた冬美を傷つけたくない、一緒に年をとっていこうと迷わず結婚をきめた遠藤の選択を全員が祝福してやるのだった。 さて、心機一転、一人暮らしを始めた夏樹のもとに久我(椎名桔平)からエアメールが届いた。身辺整理ができた今、あらためてプロポーズしたいというのだ。さらに帰国した久我は、夏樹に直接会って答えを聞かせてほしいと・・・。
第12話「予期せぬ結末」
宗一郎(反町隆史)は夏樹(江角マキコ)が久我(椎名桔平)からプロポーズを受け迷っていることを知る。そして自分と関係してしまったことに責任を感じ、相手の気持ちを先に考えるがゆえに答えを出せないでいる夏樹のことが心配になる。そこで冬美(石田ゆり子)に頼んで夏樹の本心を聞いてもらうことに。そんな中、宗一郎は久し振りになずな(木村佳乃)と会った。悩んでる宗一郎に今度は私が励ます番と言うなずなは、宗一郎とのことを友達と思うには少し時間が必要、でも恋をしていた時はしあわせだったと伝えるのだった。 数日後。宗一郎は夏樹の部屋に行き、強引に夏樹を抱こうとした。自分はなずなとよりを戻す、夏樹は久我のもとへいく。だから最後にと・・・。
主題歌
主題歌は、the brilliant green「そのスピードで」。
挿入歌は山口由子「Believe」。
挿入歌はthe brilliant green「長いため息のように」。
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