「アメリ」は、2001年に公開されたフランスのロマンティック・コメディ映画。監督はジャン=ピエール・ジュネ。主演はオドレイ・トトゥ。
物語は、繊細で内向的な性格の若い女性であるアメリ・プーランが、パリのモンマルトル地区でひっそりと生活しながら、周囲の人々の生活を観察して彼らを幸せにすることに生きがいを見出す姿を描く。
あらすじ
アメリは子供の頃に孤独な環境で育ち、大人になっても他人とのふれあいを避けていた。しかし、あることをきっかけに自分の生活を変えることを決意。彼女は周囲の人々の小さなしあわせを見つけ出し、彼らに喜びを与えるための奇抜な計画を実行する。
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- アメリ・プーラン(オドレイ・トトゥ)
22歳。モンマルトルで一人暮らしを始め、近所のカフェ「ドゥ・ムーラン」で働いている。ブルトドーに宝物を返し、喜んでもらえたことで初めて世界と調和が取れたと思い、周囲の人たちを幸せにしようと動き出す。
- 幼少期のアメリ
冷淡な父ラファエルと、神経質な母アマンディーヌに育てられる。父とのふれあいがなかったことから、軍医だった父から診察を受けたときに心臓が高鳴り、心臓病と勘違いされ学校に行かず自宅で勉強することになる。そういった経緯で一人空想に耽る傾向がある。
- ニノ・カンカンポワ(マチュー・カソヴィッツ)
捨てられた証明写真集めを趣味としている男性。高頻度で証明写真に写っている坊主頭の男を探している。普段はお化け屋敷の幽霊役やポルノ店で働いている。
- 幼少期のニノ
幼少期はいじめられっ子で孤独。
アメリの家族や友人
- ラファエル・プーラン(リュファス)
アメリの父親。元軍医で、その後アンギャンの治療院に勤務した。妻が亡くなったことで自分に
- アマンディーヌ・プーラン(ロレーラ・クラヴォッタ)
アメリの母親。元教師ということもあり、アメリを自宅で教育する。情緒不安定。大聖堂寺院から飛び降りた自殺者と衝突し亡くなってしまう。
ご近所さん
- レイモン・デュファイエル(セルジュ・メルラン)
アメリと同じアパートに住む孤独な画家。手を握っただけで壊れてしまうほど骨がもろく、「ガラス男」と言われている。そのため、家の中の家具は布張りがされており、20年間外出していない。アメリの様子から、自分自身の人生に向き合えているかアドバイスし、背中を押す。
- マドレーヌ・ウォラス(ヨランド・モロー)
アメリの住むアパートの管理人。夫は押領し、浮気相手と南米に逃げるが事故で亡くなった。しかし彼との想い出を今でも大切にしている。
- コリニョン(ユルバン・カンセリエ)
八百屋の店主。従業員のリュシアンをいじめていることに腹をたてたアメリに自宅のドアの取手を変えられたり、目覚まし時計の時間を変えるといった小さな悪戯を受けて困惑する。
- リュシアン(ジャメル・ドゥブーズ)
コリニョンの八百屋で働く男性。人は良いが、器用ではなく店主のコリニョンから意地悪されることがある。片腕がない。配達先のレイモンには絵を習っており、時折お酒などを贈っている。
- ドミニク・ブルトドー(セルジュ・メルラン)
アメリが住むアパートの部屋に40年前に住んでいた男。ブルトドーが子供の頃に隠していた宝物をアメリによって返されたことから運命を感じ、疎遠にしていた娘に連絡をして孫に会いに行くことにする。
ドゥ・ムーラン
アメリが働くモンマルトルのカフェ「ドゥ・ムーラン」。
- マダム・シュザンヌ(クレール・モーリエ)
アメリが働くカフェ「ドゥ・ムーラン」の店主。若い時にサーカス団で曲乗りをしていた。その時に空中ブランコ乗りと大恋愛をし、別れたあとのアクロバットで落馬して足を痛め、今も不自由である。
- ジーナ(クロティルド・モレ)
「ドゥ・ムーラン」で働くアメリの同僚。ジョゼフにはウンザリしている。
- ジョルジェット(イザベル・ナンティ)
「ドゥ・ムーラン」の売店で働くアメリの同僚。頭痛や坐骨神経痛持ちで、すぐに湿疹が出る。
- ジョゼフ(ドミニク・ピノン)
「ドゥ・ムーラン」に毎日訪れる男性客。嫉妬深い性格で別れたジーナの様子を監視し、同行をテープに吹き込んでいるストーカー。
- イポリト(アルチュス・ド・パンゲルン )
常連客の売れない小説家。
視聴者の声
高校生ぶりに『アメリ』観た。あの時この映画をレンタルショップで見つけられたのって本当に大きな出来事だったと思う。
— 光 (@inupikapika) July 21, 2023
捻くれ者だからなのか、オススメの恋愛映画を聞かれても『愛してる、愛してない…』が頭に浮かんだ瞬間に(自分は面白いと思ってるけど、そこそこドギツい描写もあるからな…)と躊躇って、とりあえず『アメリ』とか答えちゃう pic.twitter.com/l5cUNEwY4o
— エノモトナルミ (@n0124e) July 19, 2023
#アメリ
— たにもと@FF16に旅立っており低浮上中 (@tanimon1973) March 4, 2023
女子人気の非常に高いフランス映画。
主人公はこじらせ妄想女子の元祖だけど、演じたオドレイ・トトゥの魅力全開。
ジャン=ピエール・ジュネの軽妙な語り口と映像センスで一つ一つのシーンがいちいち面白い。
ブラックなユーモアがただのラブロマンスを人間賛歌にまで高めた傑作です。 pic.twitter.com/edeTiIyVmw
#棚から一掴み
— nori (@NorioUejima) June 11, 2023
「#アメリ」2001 フランス
アメリの最も苦手な現実との対決、不器用な恋に必要なのは、ほんの少しの勇気。美しいパリを舞台に描かれるファンタジックな世界観が可愛い!
オドレイ・トトゥ 氏可愛い‼😊
素敵
カッコええ👍🥰☀️https://t.co/kUINSpF90Z pic.twitter.com/DZOBWV4ipq
『アメリ』2001年4月に公開されたフランス映画。モンマルトルを舞台に、パリジャンの日常を描きフランスで国民的大ヒットを記録。当初はアメリ役にエミリー・ワトソンを想定していたが、彼女が直前で降板、オドレイ・トトゥに役が回ってきた。 pic.twitter.com/21QCLdddVd
— 映画の館 Cinema Paradiso (@cinema_eiga) March 23, 2023
【アメリ】
— ただの洋画好き🎬 (@assemblemovie) March 15, 2023
おしゃれで少し不思議なフランス映画 アメリが周りの人に影響を及ぼす様子を描く 大事件が起こるというより日常を切り取るのだけど退屈せず見られた! フランスらしく?サラッと色々入れてくる
人々の好きなもの、嫌いなものを映すシーンが好き 音楽も好き
アメリの表情が愛らしい😊 pic.twitter.com/3E12xDjWWp
作品イメージ
視聴はコチラ
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