映画「ヒルコ/妖怪ハンター」を視聴しました。諸星大二郎先生の原作「妖怪ハンター」ファンですが、劇場版をなかなか見れなかったので今回初見でした。
Netflixでも見れるようになったので見やすくなったね。ホラーなんだけどジュリーがコミカルでジュブナイル要素もある不思議な雰囲気な映画だね。原作は未読ですが、首だけで学校内を移動したり歌ったりする同級生が気持ち悪い造形で、この映画の不可思議さに拍車をかけていました。
首がピアノ弾いたり、飛んだりしてたのも最高でしたね。
たまにこういう映画をみると元気になるんですよね。人に紹介しづらいけど、個人的には凄く面白かったです。
塚本晋也監督がデビュー作「鉄男」に続いて手がけた監督第2作。諸星大二郎の漫画「妖怪ハンター」を「太陽を盗んだ男」「土を喰らう十二ヵ月」の沢田研二主演で実写映画化。1991年上映。
あらすじ
新進気鋭の学者として、考古学界で注目されていた稗田礼二郎だったが、ある学説を唱えてからは異端児扱いされ、存在はほとんど忘れられていた。そんな彼に、義兄で中学校教師の八部高史から一通の手紙が届く。古代人が悪霊を鎮めるために造った古墳を発見したという内容だった。自分の学説が証明されるきっかけを感じた稗田は八部家を訪ねる。しかし八部は、生徒である月島令子と共に、謎の失踪事件を起こしていた。稗田と八部の息子まさおは妖怪退治の武器を手に暗い校内を探索する。血の海の中の首なし死体、美しい歌声、首だけの多足生物…。夏の一夜、消えた少女を探して、恐ろしくも哀しい冒険が始まる。
原作情報
奇才・諸星大二郎の『妖怪ハンター』。週刊少年ジャンプをは集英社の各紙にて1974年~連載。
登場人物
- 稗田 礼二郎(沢田研二)
考古学のプロ。一時は新進考古学と派手に騒がれたが、妖怪が実存すると発表したため学会を追放され今では落ちぶれている。義兄の八田が発見した古墳に興味をもち八田家に訪れる。自ら開発した妖怪センサーと妖怪専用銃を使い、まさおと共に古墳の場所を探す。ゴキブリが大嫌いでキンチョールのスプレーを持ち歩いている。妻の茜を亡くした罪悪感を持ち続けいてる。
- 八部まさお(工藤正貴)
塚本中学校生徒。行方不明となった父と月島を探すため、夏休み中の中学校を片桐、青井と共に探索する。ヒルコに殺された人の人面瘡が背中に現れる。茜おばさんを死なせた礼二郎に不信感を持っている。しかし、友人が殺されたことで礼二郎に協力し、学校にあると言われる古墳を探す。
- 片桐(佐野智郎)、青井(塚原靖章)
まさおの友達。学校内で月島に襲われ首を切断される。
- 八部高史(竹中直人)
塚本中学校教師。八部まさおの父で、稗田茜の兄。古代人が悪霊を鎮めるために造られた古墳を調査中に行方不明となる。古墳内で再会するが
- 月島令子(上野めぐみ)
八部まさおの同級生で学校のマドンナ。まさおがずっと片思いしていた想い人。八部高史に付いて古墳に行ったことでヒルコに襲われる。首に蜘蛛の足がついたような姿になり、人間を襲い、幻惑し古墳を解放させようとする。
- 渡辺(室田日出男)
塚本中学校の用務員。夏休み前までは普通だったが、おかしくなった。60年前に学校が原因不明の火事があり沢山の人が亡くなったが、その火をまさおの祖父にあたる八部タツヒコが納めたことを目撃。彼の遺言で古墳を守って来た。月島に襲われたことでヒルコに変貌する前に銃自殺する。
- 稗田茜(朝本千可)
礼二郎の遺跡調査に帯同した際、事故で亡くなる。
- 八部高史の母(辻伊万里)
高史が八部家の家宝である冠を持ち出したこと怒っており、恐ろしいことが起こる…「ヒルコ様」とつぶやく。
- 月島令子の母(余貴美子)
月島が見せる幻の中で、幸せそうな姿で登場する。
- 竹下(光石研)、鈴木(趙方豪)
遺跡現場担当者。礼二郎の事を馬鹿にしている。
視聴者の声
#なにわのシュワちゃん映画レビュー
— 大佐 なにわのシュワちゃん (@taisadon) January 26, 2022
ヒルコ妖怪ハンター
正直映画としての完成度はあんまり…でも観客を良い意味でおいてけぼりにするギア全快でツッコミ所満載な物語は好み。少女の頭と蜘蛛を組み合わせた悪趣味クリーチャーに90年第的ノスタルジックを感じた。化物退治には是非キンチョールを。 pic.twitter.com/bQK0dBz1p5
この夏の終わりに『ヒルコ 妖怪ハンター』という映画がオススメです
— hari@開封中毒 (@hariharigari) August 28, 2021
少年が夏休みの1日に体験する淡い初恋、冒険、ホラー、伝記、コメディ、そして世界の危機まで全てを網羅した物凄い傑作で、90分でそれらを語り切ることができると映画が持つ可能性を証明した歴史的作品なんです
そしてジュリー最高
『ヒルコ/妖怪ハンター』鑑賞。諸星大二郎の原作を換骨奪胎して青春ジュブナイル譚へと昇華した傑作!。スピード感溢れるショック演出に、サム・ライミの映画との親和性を感じた。”ガラス戸を突き破る”アクションが3度登場し、「ホラー映画においてガラスは突発する為にある」ことを思い起こさせる。 pic.twitter.com/CB2Xoss1an
— TagTak (@tagutaku5386) July 11, 2021
映画 #ヒルコ/妖怪ハンター 視聴
— グルミット (@GenyRedWell) June 8, 2022
古墳から現れた妖怪を封じ込めるための戦いが始まる。
不気味な雰囲気に血の滴る現場など確実に恐怖を煽る演出に並行して配置されるギャグ?の数々に、怖がる傍から笑ってしまい、ホラーコメディの名前が大正解。#沢田研二 の特異な?個性を活かした抜擢がハマる。 pic.twitter.com/1xHOH6EVZu
初映画は「ロスト・ドーター」にしようと決めたていたが、「ヒルコ/妖怪ハンター」に変更。塚本監督の大ファンだが本作は公開時、そんなに響かなかった。しかし30年後に観直して驚いた。疾走感、ユーモア、ガジェット、テンション、恐怖に喘ぐ形相、喉を伝う汗、怪奇で妖艶。まさに塚本節炸裂だった👍 pic.twitter.com/6o5G2CDHOt
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) January 3, 2022
作品イメージ
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