高畑勲監督の劇場版「じゃりン子チエ」で昭和50年代の大阪下町人情喜劇を体感

4.5
劇場版「じゃりン子チエ」イメージ アニメ

子供の頃、関西に住んでいたので再放送のテレビアニメ版はよく見ていて、

劇場版は小学校のバス移動で見て泣いた記憶があるのよね。

ジブリの高畑勲監督なんだね。

Netflixにあったから久しぶりに見たら20年ぶりくらいに泣き笑いしたよ。大人が見てもハッとする台詞が多いんだよね。傑作です。


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作品紹介

双葉社の漫画アクションに掲載されていた、はるき悦巳先生の大阪下町人情喜劇漫画「じゃりン子チエ」の劇場版アニメ作品。
監督は2018年4月に世を去った巨匠・高畑勲監督。1981年に公開されヒット、高畑勲監督がチーフディレクターを務めたテレビアニメシリーズが1981年、1991年と2度にわたり制作された人気作となった。大阪の下町を舞台にしているため全編関西弁で当時の人気お笑いスターを声優として起用している。

出典:公式サイト
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あらすじ

しっかり者の小学生チエと、ホルモン焼きの店を営むぐうたら親父や周囲の人々との交流を笑いと人情で綴る。通天閣に臨む大阪・下町。小学5年生ながら大人顔負けのしっかりした少女チエは、ばくち好きでぐうたらなダメ親父のテツに代わって、家業のホルモン焼きの店を切り盛りしていた。そんなチエは、ときおりテツに内緒で別居中の母親ヨシ江とこっそり会っていたが、あるとき縁日に2人で出掛けたところをテツに見られてしまう。チエは男親の自分より本当はヨシ江と暮らしたいのかと思って落ち込んだテツは、すねて家出してしまい……。

登場人物

  • チエ(中山千夏)
    ホルモン屋を1人で切り盛りする小学5年生。自称「日本一不幸な少女」「日本一進んでる少女」。父親のことは「テツ」と名前で呼ぶ。本当は家出した母と暮らしたいが、テツが心配で家に留まっている。健康児で運動神経も抜群。大好物は母がつくるバッテラ。
劇場版「じゃりン子チエ」チエ(中山千夏)

小学生に店任せて博打してるってどんな親だよ!って今の時代だったら無理な内容のオンパレードだけど、当時の大阪の下町が今の日本とは別世界にみえるのよね。


  • テツ(西川のりお)
    チエの父。喧嘩がなによりも大好物でヤクザやチンピラから金をカツアゲするのが日課。ホルモン屋はチエに任せていつもプラプラ遊んでいる。博打を打つが、たいがい負ける。イカサマだと暴れ払わないため賭場でも問題視されているような人物。本人曰く、無実の罪で鑑別所に入っていたことがある。おバア、花井先生、ヨシ江には弱い。酒は全く飲めない。
劇場版「じゃりン子チエ」テツ(西川のりお)

  • ヨシ江(三林京子)
    チエの母。家出中だが、テツには内緒でチエとは時折2人で会っている。チエが「テツ」と呼び捨てにすることを気にしており「お父はん」と呼ぶようにたしなめる。中学生になったら手に職をつけたいというチエに、「一人で生きていけるなんて思てたら、辛抱せなあかんときに辛抱ができんようになることもあるのよ」と諭す。
劇場版「じゃりン子チエ」ヨシ江(三林京子)

  • 小鉄(西川きよし)
    チエにホルモンを貰い家に居ついた野良猫。アントニオの金玉を潰し、半殺しにする。
    アントニオ・ジュニアと父親の件で決着をつける。
劇場版「じゃりン子チエ」小鉄(西川きよし)

  • おバア(京唄子)
    チエの祖母であり、テツの母。近所でホルモン屋を営んでおり、チエのことを心配している。得意技はブレインバスター。
  • おジイ(鳳啓助)
    チエの祖父であり、テツの父で婿養子。気が弱くテツに誑かされて、いつもお金を渡してしまいおバアに怒られている。
劇場版「じゃりン子チエ」イメージ

  • ミツル(上方よしお)
    テツの幼馴染で子分格。今は交番に勤務する警察官。

  • 百合根社長(芦屋雁之助)
    賭場の社長だったが、飼い猫のアントニオが死んだことで堅気になり、生前アントニオが好きだった、お好み焼き「堅気屋」を始める。極道時代に嫁に逃げられ子供とも会えていないため、ヨシ江に「親子は一緒に住むのが一番だ」と説く。堅気になってからは断酒しているが、酒を飲むと極道時代の性格に戻ってしまう。
劇場版「じゃりン子チエ」百合根社長(芦屋雁之助)

  • アントニオ(横山やすし)
    百合根社長が可愛がる虎柄の猫。「牛殺しのアントニオ」と呼ばれるほど獰猛で土佐犬を嚙み殺したことがあるらしい。小鉄に金玉を潰された後、近所の犬に噛み殺される。
劇場版「じゃりン子チエ」アントニオ(横山やすし)

  • アントニオ・ジュニア(横山やすし)
    アントニオと瓜二つの息子。親父の仇を討つため堅気屋に訪れる。瓶を手刀で真っ二つにするほど強い。小鉄に1対1の勝負を挑む。
劇場版「じゃりン子チエ」アントニオ・ジュニア(横山やすし)

  • 花井渉(桂三枝)
    チエの通う小学校の担任教師。テツに参観日をめちゃめちゃにされた上に、血のション便がでるまで殴ると凄まれ教卓で泣いてしまう。実はテツの担任だった花井拳骨の息子。劇中で唯一関西弁ではないインテリな人物。
劇場版「じゃりン子チエ」花井渉(桂三枝)

  • 花井拳骨(笑福亭仁鶴)
    テツの学生時代の担当教師。テツとヨシ江の仲人で、2人の仲を戻そうとひとはだ脱ぐ。
劇場版「じゃりン子チエ」花井拳骨(笑福亭仁鶴)

  • マサル(島田紳助)
    チエの同級生。チエに嫌味を言うためチエやテツから殴られる。
  • タカシ(松本竜介)
    チエの同級生でマサルの腰ぎんちゃく。
劇場版「じゃりン子チエ」マサル(島田紳助)&タカシ(松本竜介)

  • テツの仲間(オール阪神・巨人)
    いつもテツとつるんで賭け事をしている。

  • カルメラ兄弟(ザ・ぼんち)
    お好み焼き屋に入り浸っていたがテツが追っ払う。露店のカラメル屋さん。チエとヨシエが内緒で会っていると知らず、テツに伝えてしまう。
劇場版「じゃりン子チエ」カルメラ兄弟(ザ・ぼんち)

視聴者の声

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公式情報

じゃりン子チエ | 1980年代 | TMS作品一覧 | アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント
「うちは日本一不幸な少女や」。小学5年生の竹本チエはろくでなしの父テツに代わって家業のホルモン焼き屋をひとりで切り盛りしていた。学校の授業参観の日、知らせてないのになぜかテツが現れて授業がめちゃくちゃに!怒ったチエは家出を宣言するが、そこへ...
じゃりン子チエ オフィシャルホームページトップページ
昭和の人情コメディーの名作、はるき悦巳「じゃりン子チエ」双葉社公式サイト

出典:公式サイト
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