ドラマ「ケイゾク 第4話・泊まると必ず死ぬ部屋」

3.5
ドラマ「ケイゾク 第4話・泊まると必ず死ぬ部屋」イメージ TVドラマ

1999年にTBSで放送された中谷美紀、渡部篤郎共演の人気刑事ドラマ「ケイゾク」。タイトルの「ケイゾク」は警察内部で“迷宮入り事件”を指す用語。物語では捜査一課の弐係がこの勤務にあたっている。この「弐係」で繰り広げられる個性豊かな刑事と、用意周到な犯罪者との知恵比べを軸にドラマは展開する。中谷美紀は東大卒エリートで天才的な頭脳を持つが、あか抜けない新米女性刑事・柴田を好演。一方、渡部篤郎は一見デキル男だが、ある事件に関わる曰く付きの叩き上げ刑事・真山を演じた。本作は人気シリーズとなり、後にスペシャル版と映画版も制作。さらに2010年10月期には本シリーズを手掛けた堤幸彦演出の「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」も放送され話題となった。©TBS

警視庁捜査一課捜査弐係(通称:ケイゾク)
演出堤幸彦SPEC」「トリック」「ケイゾク」「20世紀少年」「溺れる魚
脚本西荻弓絵SPECサーガ」「SPEC~天~」「SPEC~零~」「SPEC~翔~
撮影唐沢悟「イニシエーション・ラブ」「JamFilms」「サイレン FORBIDDEN SIREN」
音楽見岳章「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」「ケイゾク/特別篇(ファントム)」

あらすじ

迷宮入りの事件だけを扱う警視庁捜査一課弐係には未解決の事件が数多く眠っているが、解決するのは年に2~3件というお粗末な仕事ぶり。弐係の刑事たちは日々、安穏と過ごしてきたのだ。ところがここに東大卒のキャリア・柴田(中谷美紀)が配属されてきてからというもの、何故か迷宮入り事件(警察内部では“ケイゾク”と呼ばれている)の相談者が増えつつあった。

東京・目白の名門旅館「葉隠月」の仲居・成合佐代子(銀文蝶)が弐係にやってきた。佐代子は「東側の離れに1人で泊まった者は必ず死ぬ」という言い伝えを弐係の面々に聞かせる。実際死んだ者がいて、それ以来この部屋は開かずの間になっているとのこと。ところが近々修理改築で部屋の取り壊しが決定し、旅館の身内の者が「泊まってその言い伝えを実験したい」と言い出したという。そこで、佐代子は万が一に備えて警察に保護を頼みたいというのだ。弐係の面々が渋い顔をする中、興味津々の柴田(中谷美紀)が依頼を引き受ける。そして翌日、柴田は無理やり真山(渡部篤郎)を連れて旅館へ向かう。


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※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。

警視庁捜査一課捜査弐係(通称:ケイゾク)とは??

警視庁捜査一課捜査弐係(通称:ケイゾク)は、迷宮入りの事件だけを専門に扱う部署。地下3階に大量の書類と共に追いやられている。

登場人物

  • 柴田純(中谷美紀)
    警視庁捜査一課弐係に配属された東京大学法学部を首席で卒業したキャリア警察官僚。研修として3か月間、弐係に配属される。天才的な頭脳と洞察力・論理性を備えており、迷宮入りの難事件を解決に導く。怖いもの知らずの非常識。刑事魂に憧れている。荷物が多く風呂にも入らないため臭い。「泊まると必ず死ぬ部屋」に興味をもち、有給休暇扱いで潜入捜査を行う。
柴田純(中谷美紀)
©TBS

  • 真山徹(渡部篤郎)
    警視庁捜査一課、捜査弐係に勤める叩き上げの刑事。公安出身でやり手だが全くやる気がなく、今は、迷宮入りの事件だけを扱う“弐係”に配属されている。野々村の命令で柴田の捜査に嫌々付き添う。プライベートではある人物を監視し続けている。
真山徹(渡部篤郎)
©TBS

ケイゾク VS 泊まると必ず死ぬ部屋

  • 成合佐代子(銀文蝶)
    「葉隠月」の仲居。「泊まると必ず死ぬ部屋」に身内が宿泊し検証するので警察に同席して欲しいと弐係に依頼する。「葉隠月」の主人とは愛人関係にあり、息子の成合孝と共によく朋美にいびられている。泊まると必ず死ぬ部屋の担当を引き継いでいる。
成合佐代子(銀文蝶)
©TBS

  • 岩井朋美池田昌子
    「葉隠月」主人の娘。高飛車かつ傲岸な性格で、物言いは辛辣。成合佐代子と成合孝には特にきつく当たる。「泊まってその言い伝えを実験したい」と「泊まると必ず死ぬ部屋」に一人泊まるが、忽然と姿を消す。その後、外で撲殺されているところを発見される。
岩井朋美(池田昌子)

  • 成合孝川岡大次郎
    「葉隠月」の従業員。佐代子の息子で朋美とは腹違いの姉弟。
成合孝(川岡大次郎)

  • 岩井信宏山口馬木也
    朋美の叔父。息子の慎一郎を役者として売り出すために朋美に借金がある。
岩井信宏(山口馬木也)
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  • 岩井春江大島蓉子
    信宏の妻。「葉隠月」主人の妹。

  • 岩井信一郎榊原利彦
    岩井夫妻の息子で売れない俳優。山下信二の部下役だったらしい。

警視庁捜査一課弐係

  • 野々村光太郎(竜雷太)
    捜査一課弐係係長。研修期間中の柴田が遅刻や規則を破っても全てもみ消すほどの事なかれ主義。殺人事件を防げなかったことで早乙女から追及された真山と柴田の代わりに謝るために「葉隠月」に訪れる。
野々村光太郎(竜雷太)
©TBS

  • 近藤昭男(徳井優)
    捜査一課弐係の刑事。プライベートは習い事で忙しく必ず定時で退社する。
ドラマ「ケイゾク」近藤昭男(徳井優)
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  • 谷口剛(長江英和)
    捜査一課弐係の長身の刑事。いつも電話で蕎麦屋で起こった事件を調べている。
ドラマ「ケイゾク」谷口剛(長江英和)
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警視庁捜査一課

  • 木戸 彩(鈴木紗理奈)
    捜査一課一係の庶務。弐係でサボっていることが多く、世話焼きで危なっかしい柴田の面倒を見る。柴田の潜入捜査に遊び半分で参加する。
ドラマ「ケイゾク」木戸 彩(鈴木紗理奈)
©TBS

  • 早乙女 仁(野口五郎)
    キャリア組の管理官。物腰は柔らかだがプライドが非常に高い。弐係や柴田のことを馬鹿にしている。
  • 林田 誠一(矢島健一)
    捜査一課一係の係長。早乙女の腰巾着。毎回、弐係に偉そうに接する。ひとりで事件を解決したことがない。
  • 長尾 昇(有福正志)
    捜査一課の主任警部補。
ドラマ「ケイゾク」早乙女 仁(野口五郎)
©TBS

真相

「泊まると必ず死ぬ部屋」には抜け道があり、岩井朋美は自分で抜け出したのだった。実は恋人関係にあった成合孝と駆け落ちする予定だったが、母親を女将にしたい成合孝に集合場所で殺害される。

エンディング

「泊まると必ず死ぬ部屋」の秘密は代々仲居だけが知らされていた。真山は成合佐代子が岩井朋美に話さなければ、息子は人殺しにならなかったと話す。

主題歌

主題歌は中谷美紀の「クロニック・ラヴ」

視聴者の声

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