映画「寝ても覚めても」をAmazonプライムビデオで視聴しました。
公開当時、映画自体よりも主演2人のスキャンダルが大きく報道されてた印象だったね。
映画自体はただの恋愛映画ではなく、同じ顔をした2人の男と女の三角関係と、翻弄される・翻弄するといった人間関係が微妙に変わっていく様が面白かったんだけど、映画を見ている間も主演2人の様子が気になったので、やっぱりスキャンダルは余計だったね。
映画「寝ても覚めても」は、2018年9月に公開された日本・フランスの合作映画。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。2022年のアカデミー賞の国際長編映画賞をとった「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督の商業映画デビュー作。主演は唐田えりか、東出昌大。
原作 | 柴崎友香 | 『寝ても覚めても』(河出書房新社刊) |
監督・脚本 | 濱口竜介 | 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」「スパイの妻」 |
脚本 | 田中幸子 | 「散歩する侵略者」「リアル~完全なる首長竜の日~」 |
撮影 | 佐々木靖之 | 「さかなのこ」「裸足で鳴らしてみせろ」「あのこは貴族」 |
音楽 | tofubeats |
あらすじ
東京、丸子亮平は勤務先の会議室へコーヒーを届けに来た泉谷朝子と出会う。ぎこちない態度をとる朝子に惹かれていく亮平。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら朝子も惹かれていく。しかし、朝子には亮平に告げられない秘密があった。亮平は、2年前に朝子が大阪に住んでいた時、運命的な恋に落ちた恋人・鳥居麦に顔がそっくりだったのだ–。5年後、亮平と朝子は共に暮らし、平穏だけど満たされた日々を過ごしていた。そんなある日、麦が現在はモデルとなって注目されていることを朝子は知る。亮平との穏やかな生活を過ごしていた朝子に、麦の行方を知ることは小さなショックを与えた。一緒にいるといつも不安で、でも好きにならずにいられなかった麦との時間。ささやかだけれど、いつも温かく包み、安心を与えてくれる亮平との時間。朝子の中で気持ちの整理はついていたはずだった……。(関連サイトから引用)
原作小説
芥川賞作家・柴崎友香の代表長篇。
謎の男・麦に出会いたちまち恋に落ちた朝子。だが彼はほどなく姿を消す。三年後、東京に引っ越した朝子は、麦に生き写しの男と出会う……そっくりだから好きになったのか? 好きになったから、そっくりに見えるのか? 運命の恋を描く野間文芸新人賞受賞作。
登場人物
- 泉谷朝子(唐田えりか)
学生時代の恋人・麦が失踪したことで、大阪から東京に移り新しい生活を始めるが、そこで麦に瓜二つな亮平に出会う。麦のことを引きずっている朝子は亮平を避けるが、惹かれてしまう。東北の地震から5年後、2人は同棲し結婚を意識するようになるが、朝子のもとに麦が帰ってくる。
- 丸子亮平(東出昌大)
麦に瓜二つの男。兵庫県姫路出身。日本酒メーカーで勤める会社員。平凡だが誠実。大阪から異動で東京にやって来た。コーヒーの出前で会社に来た朝子に出会い惹かれる。
- 鳥居麦(東出昌大)
朝子が愛した過去の恋人。大胆で奔放。掴みどころがないが魅力的。突然、朝子を残して失踪する。その後モデルとして東京で活躍している。岡崎の遠い親戚。
- 串橋耕介(瀬戸康史)
亮平が勤める日本酒メーカーの後輩。やる気がなく英語が堪能なことを黙っている。元々は俳優志望だったため嫉妬から、マヤの演技をみてボロカスに言ってしまうが、亮平と朝子のフォローもあり和解する。
- 鈴木マヤ(山下リオ)
再現ドラマに出演中の駆け出しの俳優。朝子とルームシェアしている。写真展で亮平と出会い朝子との仲をとりもつ。
- 島春代(伊藤沙莉)
朝子の大学時代の親友。しっかり者のため、ふらふらしている麦をよく思っておらず、朝子に別れるよう忠告する。岡崎は大学の先輩。
- 岡崎伸行(渡辺大知/黒猫チェルシー)
麦は岡崎の家に居候しているため、麦にとっては大家のような存在。朝子、春代とは同じ大学。お調子者で大学ではナンパサークルに入っており、その時に春代と出会ったため軽く見られている。
- 岡崎栄子(田中美佐子)
伸行の母。
- 平川(仲本工事)
東北の漁師。復興の手伝いに来てくれる亮平と朝子を気に入りもてなす。朝子が行った選択を叱る。
主題歌
主題歌はtofubeatsの「RIVER」。
視聴者の声
『寝ても覚めても』
— きらちゃん・タランティーノ (@KIRAK_) October 18, 2022
朝子の最愛、まさかの災害な話。唐田演じる朝子による馳浩ばりジャイアントスイングに、東出ジェミニマンが翻弄されまくる。マグニチュード愛は突発的で誰にも止められない。しかしその衝動故に2度と修復出来ないトラウマを生み出すこともある。最高ディザスター恋愛映画でした。 pic.twitter.com/x5jAhJWazY
『寝ても覚めても』が再評価されて欲しいのはもちろんだけど、好き嫌いは別として映画としての高評価は既に定まっている気もするので、今更メディアにアゲてもらう必要性はない気もするけどね…。でもあの件でスルーするにはあまりにも惜しい作品です。私は大好きです。 pic.twitter.com/qVlKSQ4NFL
— sail (@hysknttnkk) February 9, 2022
仲本工事さん、映画『寝ても覚めても』の名演を思い出します。ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/1mKmsopDOD
— kofn / KazuoNakajima (@kofn) October 19, 2022
自宅での今年52本目の映画として2018年公開の『寝ても覚めても』鑑賞。
— tetu (@tetutetu1962) May 16, 2020
主演2人はヤラかしましたが、これはいい映画。
主人公にとって麦は夢で亮平は現実。
目覚めた時や目覚めたい時(震災の日とか)にいてほしいのは亮平。
それを実感するためには、夢を見てから醒める必要があったんだと思います。 pic.twitter.com/x4iKHWPFlA
作品イメージ
視聴はコチラ
関連サイト
Ⓒ2018映画「寝ても覚めても」製作委員会/Comme des Cinémas
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