映画「ジェイコブズ・ラダー」の2019年にリメイク版を見ました。
カルト的に愛されている作品をリメイクするのってハードル高そうだけど、どうだったの?
オリジナル版には無い兄弟や医者という要素が入っているので、どうなるのかなと思って見ていたんだけど、オリジナルとは全く違う展開になるので別タイトルと思って見た方が良いよ。
これは、オリジナル版のファンだと辛口になりそうなリメイク版だね。オリジナルを知らなければ充分面白くみれるよ!!
1990年に製作されたティム・ロビンス主演の同名サイコスリラーをリメイク。アフガニスタンで兄を亡くしたジェイコブ・シンガーは、退役軍人病院で外科医として成功を収めていたが、兄が生きていると知らされた日から幻覚に悩まされ始める。『パーフェクト・ガイ』の主演マイケル・イーリーと、デヴィッド・M・ローゼンタール監督が再タッグを組む。日本では、ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」で上映された。
監督 | デヴィッド・M・ローゼンタール | 「ノーリミット:果てなき深淵」「パーフェクト・ガイ」 |
脚本 | ジェフ・ブーラー | 「ペット・セメタリー(2019)」 |
脚本 | セーラ・ソープ | |
音楽 | アトリ・オーヴァーソン | 「ヘンゼル&グレーテル」「バビロンA.D.」 |
あらすじ
アフガニスタンで兄を亡くしたジェイコブ・シンガーは、美しい妻と子供に恵まれ、退役軍人(VA)病院では外科医として成功し、悲しみから生活を取り戻しつつあった。
しかしある日、見知らぬ男が彼に近づき、兄が生きていて地下シェルターで他の退役軍人たちと一緒に住んでいると告げる。そこからジェイコブの人生はもつれ始める…
彼は幻覚を見るようになり、誰かに付け狙われていると信じ込み、兄に起きていた事実に関しても妄想を抱くようになる。兄が生きていることを突き止め、試験薬で中毒になっていることを知ったジェイコブに、予想もしなかった秘密が明らかになる――(関連サイトから引用)
「ジェイコブス・ラダー」(1990年オリジナル版)
人は一日に一歩ずつ、”ジェイコブの階段”を登っている 旧約聖書にあるヤコブ梯子の逸話をもとに、悪夢と現実の間で翻弄されるベトナム帰還兵の奇妙な体験を描いたオカルト・サスペンス・スリラー。ニューヨークの郵便局員・ジェイコブは、夢と現実の区別がつかなくなる奇妙な出来事に遭遇していた。ある日、おびえた様子のベトナムの戦友から電話が入る、彼は何に怯えているのか―。(C)1990 StudioCanal. All Rights Reserved.
登場人物
- ジェイコブ・シンガー(マイケル・イーリー)
アフガニスタンで軍医としての軍役を終え、現在は帰国し退役軍人病院で外科医をしている。アフガニスタンで戦死したはずの兄、アイザックが実は生きているということをポールに聞き調査を開始する。しかし、調べていく中で徐々に何が現実で何が虚構なのかの区別が付かなくなっていく。
- サマンサ・シンガー(ニコール・ベハーリー)
シンガーの妻。軍役時代から付き合っており、現在はシンガー、息子ガブリエルと不自由なく暮らしている。徐々に様子がおかしくなっていくシンガーを心配する。シンガーと付き合う前はアイザックと付き合っていた。
- アイザック・シンガー(ジェシー・ウィリアムズ)
シンガーの兄。アフガニスタンで戦死したはずだったが、地下のシェルターに他の退役軍人たちと隠れるように暮らしていた。「HDA」というPTSDを和らげる退役軍人向けに処方されている薬を服用している。
- ホフマン(ガイ・バーネット)
退役軍人病院に勤める薬剤師。シンガーから頼まれ「HDA」の製造元を探る。
- アニー(カーラ・ソウザ)
退役軍人病院に勤める医師でシンガーの同僚。
- ポール・ルティガー(ジョセフ・シコラ)
アフガニスタンでアイザックの部隊にいた兄の戦友。シンガーに兄が生きていること、政府が帰還兵に危険な新薬を与えていること、仲間が殺されていることを伝える。地下鉄で突き落とされるが死体が見つからない。
- ヒメルマン(ジョセフ・シコラ)
シンガーがカウンセリングを受けている精神科医。
視聴者の声
ベトナム戦争関連を描いた映画には興味深い作品が多い。
— hiconagogo (@seedfolks_one) May 9, 2020
「地獄の黙示録」「フルメタル・ジャケット」「グッドモーニング・ベトナム」「エンジェル・ハート」「ジェイコブズ・ラダー」
その「ジェイコブズ・ラダー」のリメイクを観てみた。
皆が幻覚に悩まされてるのは判るが今の気分じゃなくキツい😅 pic.twitter.com/SlDcLWjcGq
リメイク版『ジェイコブズ・ラダー』は全く期待せず観たおかげで結構楽しめました。
— タバスコ:オブ・ザ・デッド (@Tabasukorider) August 8, 2020
ラストのどんでん返しもイイ感じだったけど、あれだとタイトルがジェイコブズ・ラダーじゃなくても良かったのかなと。
やはりあの作品は純朴な郵便局員が徹底的に悪夢に苛まれ、ラストに救済(?)されるのが魅力。 pic.twitter.com/Eng7LitAtG
オリジナル版は「死と救済」をテーマに宗教的な彩りを帯びた作品で、悪夢の描写もおぞましく、それでいて惹きつけられる凄みがあった。それに比べるとリメイク版はカラっとした仕上がりで、オチも含め「普通のスリラー」になってしまった感はある。面白いんだけどね。
— 味之介 (@aji_no_suke) June 3, 2020
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