手塚治虫の同名コミックを、手塚眞監督が稲垣吾郎と二階堂ふみ主演で映画実写化。作家としての壁に直面していた人気小説家が、偶然出会った謎のフーテン少女の存在によって創作意欲を掻き立てられる一方、次第にその怪しげな魅力に溺れ、破滅していくさまを描く。2020年/100分。英題:Tezuka’s Barbara
原作 | 手塚治虫 | 「どろろ」「火の鳥」「ブラック・ジャック」 |
監督 | 手塚眞 | 「白痴」「ブラック・ジャック ふたりの黒い医者」 |
脚本 | 黒沢久子 | 「#居酒屋新幹線」「ウルトラマンオーブ」「キャタピラー」 |
撮影監督 | クリストファー・ドイル | 「ある船頭の話」「エンドレス・ポエトリー」「花様年華」 |
撮影監督 | 蔡高比 | 「宵闇真珠」 |
音楽 | 橋本一子 | 「白痴」「劇場版ラーゼフォン 多元変奏曲」 |
あらすじ
人気小説家の美倉洋介は、新宿駅の片隅でホームレスのような酔払った少女ばるぼらに出会い、つい家に連れて帰る。 大酒飲みでだらしないばるぼらだが、美倉はなぜか奇妙な魅力を感じて追い出すことができなかった。彼女を手元に置いておくと不思議と美倉の手は動きだし、新たな小説を創造する意欲がわき起こるのだ。ばるぼらはあたかも芸術家を守るミューズのようだった。 その一方、美倉はエロティックで異常な幻覚に悩まされる。次第に彼の周囲は現実離れしてゆく。ついに美倉はばるぼらとの結婚を決意するが、それは同時に破滅への入口だった。
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- 美倉洋介(稲垣吾郎)
孤高の小説家。社会的にも認められている人気作家。しかし自分の書いた小説の薄さにコンプレックがあり、読者に馬鹿にされているのでは?という妄想に囚われている。ばるぼらと共同生活を始めるが、酒に溺れ小説の締め切りも落とすようになっていく。徐々にばるぼあに魅了されプロポーズする。しかし、結婚式を警察に踏み込まれたことで、ばるぼあは姿を消し、洋介は大麻を使っていたと逮捕される。ボロボロになった洋介は街角で見つけたばるぼあを連れて山奥へ逃亡。頭に怪我を負ったばるぼあを連れて山奥の山荘に辿り着くが、ばるぼあは死んでしまう。洋介は発狂するが、「ばるぼあ」という小説を書き始める。
- ばるぼら(二階堂ふみ)
奔放でアル中の宿なし娘。新宿駅の地下で寝ていたところを美倉洋介に気まぐれで拾われる。洋介の小説を嘲笑したり、困らせ翻弄するが、徐々に洋介を魅了し求婚される。しかし結婚の儀式に警察が踏み込まれ、美倉洋介のもとを去る。
- 甲斐加奈子(石橋静河)
美倉洋介の担当編集者。公私ともに美倉洋介を支えるが想いは届かない。ばるぼらとの荒れた生活を送る洋介の部屋で見つけた呪いの人形を調べていたところ車と衝突し入院する。大麻騒動で干された洋介のために仕事をとってくるが洋介は逃亡する。
- 里見志賀子(美波)
美倉洋介の恋人。自分を捨て、父親の葬儀にも来なかったことを恨み、洋介の周辺を調査する。ばるぼらの結婚式に警察を踏み込ませるよう裏で画策する。
- 里見権八郎(大谷亮介)
里見志賀子の父親で代議士。美倉洋介の名声を使って自分の選挙に利用しようとする。
- 四谷弘行(渋川清彦)
美倉洋介の数少ない友人。小説家で洋介の同期にあたる。
- 須形まなめ(片山萌美)
美倉洋介を誘惑するアパレルショップの店員。ショップに訪れた美倉と関係を持とうとするが、ばるぼらに破壊される。洋介の妄想。
- 紫藤一成(ISSAY)
歌手。過去にばるぼらと付き合っていた。洋介からばるぼらを取り戻そうとする。
- ムネーモシュネー(渡辺えり)
ばるぼらの母親を名乗る人物。美倉洋介と、ばるぼらと結婚するための条件(①結婚までの間、ばるぼあとは会わない。②結婚のことは秘密にする)契約書を交わす。結婚式を警察に密告したと洋介を責め、ばるぼらを洋介に会わせないよう引き離す。
視聴者の声
やっぱり #原作漫画 は気になりますよね。
— 原作漫画読みたいね💖 (@kang_zhong76658) October 7, 2023
アニメやドラマとはちょっと違うところがあったり…
少しでも興味があったら、無料の試し読みから♪
◎ #ばるぼら ◎https://t.co/MrJXRMba3N
ネトフリでばるぼら見た、前半は単調だったけど、美倉せんせとばるぼらちゃんが結ばれたあたりから一気に転落人生まっしぐらでばるぼらに溺れる先生、耽美な狂気が凄くて壮絶、稲垣吾郎さんと二階堂ふみさん、凄い素晴らしい!
— 地具 (@chigu_390855) July 17, 2022
石橋静河さんの清楚な編集者さんも良かった#ばるぼら
『ばるぼら』
— 染夫木智也 (@somebuki) May 26, 2021
魅惑の映画
二階堂ふみの熱演、稲垣吾郎の色気に溺れた。異常性欲を表しているはずなのに品があり美しい。「狂気」と「美しさ」とは、ほぼ同じなのかもしれない。手塚治虫の漫画を息子の手塚眞が監督で実写化っていうのもドラマがあるな。見るのは2回目やけど、相変わらず引き込まれた。
『ばるぼら』鑑賞
— DJ GANDHI(芦田央) (@dj__gandhi) December 1, 2020
手塚眞監督
異常性欲を持つ小説家はある日飲んだくれの女ばるぼらを拾い居候させる。
稲垣吾郎さんナイスキャスティング
彼以外に考えられないくらいハマってた。
手塚治虫先生の「漫画」の様な映画でした。まぁ、原作だから当たり前なんですけど…兎に角、良い意味でそんな感じ。 pic.twitter.com/D3sMWcDHNS
ばるぼら、稲垣吾郎が小説家を演じるってだけでももう最高なのに二階堂ふみちゃん演じるばるぼらと出会ってどんどん狂気じみてくのがちょ〜〜よかったあと顔と体が綺麗濡れ場が最高大事な事だから2回言うけど濡れ場が最高 pic.twitter.com/UVghzCDTOE
— ゆちゃん (@k5hcdtqg256) June 10, 2021
今日やっと映画『ばるぼら』を観た。とてもよかった。アマゾンでDVDソフトが在庫切れとか凄い高値とかで先人に倣って逆輸入版のBlu-ray+DVDを購入。原作にはかなり思い入れがありますが主演のお2人の驚演を包む映像美にぐんぐん惹き込まれてとても愉しみました。橋本一子さんの音楽も最高に嬉しく。 pic.twitter.com/oqqkecyC6W
— さとし道草中 (@satoshimc6) October 8, 2023
ばるぼらが座り込んでたのは新宿西口。
— 橙 (@strangeorange81) October 10, 2023
作品イメージ
視聴はコチラ
©2019 Barbara Film Committee
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