Fateシリーズの中で特異なポジションにある「ロード・エルメロイⅡ世」が毎回事件を解決するホームズスタイルのシリーズを見ていて、知らない用語が出てきたので、整理してみました。
殺伐とした「Fate/Zero」の中で生き残って良かったと心から思えたウェイバーベルベット君のその後を描いたってだけで見たくなるよ!
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」とは?
「Fate/Zero」において、征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット。
時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、「ロード・エルメロイⅡ世」として、魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう―――。
原作・三田誠によって描かれる正統かつ至高の魔術ミステリーが待望のアニメ化。人気エピソード「魔眼蒐集列車レール・ツェッペリン」と、そこへ至るアニメオリジナルエピソードで構成される。
アニメーション制作は「アルドノア・ゼロ」「Re:CREATORS」などを手がけ、緻密なフィルムと色彩の美しさに定評のあるTROYCAが担当。監督は「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」で監督デビューし、同じく監督作の「やがて君になる」でも美しい画面づくりで海外からも高い評価を得ている若手演出家・加藤誠が手がける。さらに「Fate/Zero」の監督を務めたあおきえいがスーパーバイザーとして作品世界の構築に加わり、音楽は「Fate/Zero」「魔法少女まどか☆マギカ」などを手がける梶浦由記が担当、イギリス・ロンドンを中心に描かれる本作の世界を彩る。
これまで謎に包まれていたTYPE-MOON世界の根幹『魔術世界』を舞台に繰り広げられる、神秘と幻想、魔術と謎の交錯する物語。
(公式サイトより引用)
原作 | 三田誠 | 「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」「レンタルマギカ」 |
原作 | TYPE-MOON | 「魔法使いの夜」「Fate/Grand Order」「Fate/stay night」「Fate/Zero」 |
制作 | TROYCA | 「アイドリッシュセブン」「やがて君になる」「アルドノア・ゼロ」 |
音楽 | 梶浦由記 | 「鬼滅の刃」「マギアレコード」「ソードアート・オンライン」「僕だけがいない街」 |
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」で度々登場する「フーダニット」とは?
エルメロイⅡ世「魔術師とは、予測もつかない超常現象を引き起こす存在だ。ゆえに、ハウダニット、どのようにしたか、には推測の余地がない」
グレイ「けれど、ホワイダニット、どうしてやったか、は例外だと」
初耳だったので調べてみました。
ミステリー用語で、問題を解決するためのアプロ―チ方法を指すそうです。
- ホワイダニット(Why done it?):なぜ行われたか? ⇒ 犯行に至った動機
- ハウダニット(How done it?) :どのように行われたか? ⇒ 犯行方法の解明
- フーダニット(Who done it?) :誰がやったか?⇒ 犯人の解明
「魔術」によって起こされた事象をホワイダニットを使って読み解くというのが、「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」の特徴みたいね。
エルメロイ二世の「魔術師相手にフーダニットもハウダニットも意味をなさない。でもホワイダニットなら、解き明かせなくても迫ることはできると信じている」が大好き…事件簿終わらないで……
— シン・ペペロンチーノ高橋 (@pe6n1) March 20, 2018
今回の虚月館殺人事件、誰が殺したのか、どうやって殺したのかというwho done it(フーダニット)や how done it(ハウダニット)ではなく
— バロン@バロン (@donburiRuki) May 14, 2018
何故殺さなければ、しなければならなかったのかというwhy done it(ワイダニット)に焦点が当たってる感あって、とってもエルメロイ二世の事件簿感ある#虚月館
ホワイダニットとは結局は心の事であり、ミステリーという論理パズルの世界においては、思考によって導き出される類のものではありません。しかし、それはあくまでも一般論であって、推理可能に出来ているミステリーも存在します。
— 古戸ヱリカ (@ErikaUmineko) August 29, 2022
「フーダニット(犯人探し)という言葉はミステリー好きのあいだでは既に定着済みと思うが、それよりややマイナーな言葉にホワイダニットというのがある。事件を起こした動機は何かという謎が主眼となっている場合を指す。」(朝日新聞)『やっと訪れた春に』がまさにこれだという。
— 私はカモメ (@kamomeniwa) August 28, 2022
モノノ怪の薬売りさんが退魔の剣を抜くのに必要な『形』『真』『理』って『フーダニット』『ハウダニット』『ホワイダニット』だ!ってエルメロイII世の事件簿見ながら思ったの
— 🍔キョーーソ🍟 (@_miitachi_) September 19, 2019
登場人物
魔術協会における三大部門の一角。ロンドンに拠点を置き、時代に適応し、人類史と共に魔術を積み上げる事を是とした魔術師たち。西暦以後の魔術師たちにとって中心とも言える巨大学院。世界に於ける神秘を解き明かす巨大学府。
- ロード・エルメロイⅡ世(浪川大輔)
魔術師の総本山・時計塔に、十二人のみ存在するロードのひとり。魔術の腕は二流ながらも、その知識や生徒の能力を引き出し、伸ばすことに関して評価されている。「Fate/Zero」で第四次聖杯戦争に参加した時計塔の学生・ウェイバー・ベルベット。ほとんどの参加者が死亡する凄惨な戦いを生き残るが、同じく第四次聖杯戦争に参加し亡くなった師・エルメロイへの贖罪のためエルメロイ教室を買い取り、時計塔でエルメロイⅡ世として教鞭をとっている。エルメロイ家の借金返済のため、様々な依頼を解決していく。
- グレイ(上田麗奈)
魔術師ではないが、ロード・エルメロイⅡ世の内弟子。いつも灰色の外套に身を包み、フードで顔を隠している。鳥籠に入れた魔術礼装「アッド」を携帯している。戦闘能力が高くロード・エルメロイⅡ世や仲間の身を守ることが多い。
視聴者の声
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」4話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) July 28, 2019
エルメロイII世の登場により事件が動き出す。招かねざる客による警告。屋敷に仕込まれたギミックの数々。ミステリー要素に胸が高鳴る。”子作りには最適”ライネスの小悪魔っぷりにドキドキ。やはり行き着く先は”聖杯戦争”なのでしょうか。#事件簿アニメ pic.twitter.com/xY8JLKsxcW
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」13話
— ももき (@momo_animecolor) October 2, 2019
グレイの瞳に映るエルメロイ二世の姿、美しい。
Fateシリーズは詳しくないですがミステリー作品として大いに楽しめました。Fateシリーズに手を付ける時なのかもしれない。#ロードエルメロイii世の事件簿 #事件簿アニメ pic.twitter.com/UYh9Fb63MJ
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出典:公式サイト
© 三田誠・TYPE-MOON / LEMPC
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