大友克洋監督の映画「MEMORIES」#3の「大砲の街」は怖い話だった。20分足らずのショートムービーに身につまされるような風刺が含まれている。映像も凄いので素直に楽しむもよし、何を指しているのか考えながら見るもよし!見る時期によっても印象が変わる不思議な作品。
「MEMORIES」作品紹介
「MEMORIES」(メモリーズ)は、大友克洋監修のアニメ映画。森本晃司監督「彼女の想いで」、岡村天斎監督「最臭兵器」、大友克洋監督「大砲の街」の3話からなるオムニバス形式。1995年12月23日に公開された。
「大砲の街」作品紹介
世界観
街は大砲だらけの都市で、住人達も戦争=生活になっている社会。街のスローガンは「撃てや撃て!力の限り、街のため!」。誰もが大真面目で戦争に加担しているが、何処と戦っているのかは誰にも分からない。不景気が続いている。
登場人物
- 少年(林勇)
将来は砲撃手になることを夢見ている。朝が弱い。
- お父さん(キートン山田)
東17番駅にある17番砲台の装填手。
- お母さん(山本圭子)
よく喋る少年の母親。弾薬工場で働いている。
- 学校の先生(仲木隆司)
日々、生徒向けに砲撃に関する授業を行なっている。
- 給弾長(福田信昭)
弾薬装填時にミスが起こり父親を叱り、立たせる。
視聴者の声
そういえは昔のWOWOWの番組ガイド、映画レビューで「この映画は○○を皮肉ったものである」とかいう書き方が多かったな。「メモリーズ大砲の街は、日本経済に対する皮肉である」みたいな感じの。
— 野菜教 (@Unko_Chin_Chin_) September 2, 2022
メモリーズめっちゃ良かった。
— 鉦野空生 (@KaraoKaneno) August 30, 2022
最後の大砲の街?もスチパンディストピアって感じだよな。
最後のエンドロールに劇中音楽の奏者の名前出てるのも良い。
“大砲の街”
— 香 (@kou__5_) April 8, 2022
短編作
大友氏作
「MEMORIES」内の1作
敵に大砲を撃つ為だけに作られた
移動都市に住む
とある1家の1日を描く
sf,fantasy作~
生活の全てが砲撃中心の街
全編ワンカットによる
コミカルで引きの有る画に加え
彼等にとっての当たり前
日常に感じる違和感に
風刺的な面白み有#香アニオタ pic.twitter.com/TVDVG7TQxB
大友監督のMemoriesの大砲の街が好きだったんだけど、アニメーションとして信じられないほど長いカットの撮影になってるってのと、そのカメラワークを片渕監督が設計してたって話を聞いてもっと好きになった。
— さくふわめろんぱん🍈🍞 (@skfwMelonpan) April 25, 2021
#MEMORIES
— モンタナS(引用お断り🙇) (@montanas1968) April 11, 2021
大友克洋監修の三作のオムニバスアニメだが(彼女の想い出で)で幻惑させられ(最臭兵器)で笑わせられる。
白眉はラストの大砲の街で大砲を打つだけの街と少年を描いているが作画が独特でスチームパンクになっており素晴らしくこの映画に集結しているメンバーも豪華。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/5qwUmp4gL8
“大砲の街”
— 和泉萌香 (@moekaizumi) March 3, 2020
大友克洋製作総指揮“Memories”3話目。大砲を撃つ為だけに学び働く死人の色をした住人達と少年の1日を描く。武器と一体化した機械仕掛けの室内に街の作画は素晴らしく、この対象なき攻撃や理由なしの繰り返しの日々はおかしいくらいに現代と変わりない。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/PzRa9Ha7tB
作品イメージ
視聴はコチラ
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【ネタバレ】映画「MEMORIES」#1「彼女の想いで」
映画「MEMORIES」#2「最臭兵器」
公式情報
出典:公式サイト
製作:バンダイビジュアル株式会社 、松竹株式会社、株式会社講談社
©1995年/113分/1995マッシュルーム/メモリーズ制作委員会
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