※ネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物② マダム・バタフライの住人
- エヴァ・フリーデス(高島雅羅)
マダム・バタフライの主人。貴族の娘で若い頃から賞を総なめにした天才ソプラノ歌手。喉がダメになり、更に恋人のカルロが亡くなったことで表舞台から姿を消した”世紀の歌姫”。彼女の輝かしい”思い出”がマダム・バタフライに留まっており。救出に来た人間を自分の”思い出”に取り込んで離さない。
- メイドロボット
エヴァの身の回りの世話をサポートするロボット。天使の姿をしている。用意された食事は見てくれは良いが中身はない。
ハインツの家族
宇宙で単身赴任中のハインツと離れ、地上で暮らしている。
- エミリィ(長谷川亜美)
ハインツの一人娘。父親となかなか会えないことを寂しがっており、ハインツと一緒に暮らしたがっている。故人。
- アンナ(沢海陽子)
ハインツの妻。娘と同じく、3人で一緒に暮らしたいと思っている。現在どうなっているか不明。
その他
- ステーション103の社員(平野正人)
イワノフにN航路に廻るよう打診するが断られる。
- カルロ・ランバルディ
エヴァの恋人。テノール歌手のスター。心変わりを恐れたエヴァに殺害される。
難破船「マダム・バタフライ」の正体
もともとはエヴァが見たい”思い出”を見せるためのコンピューターが暴走し、彼女の”思い出”を維持していくためにマダム・バタフライに訪れた人の見たい”思い出”をホログラムで見せ、マダム・バタフライから抜け出せないように幻惑していたのだった。ハインツは幻惑から抜け出せたが、ミゲルはエヴァの”思い出”に取り込まれる。
管理人の気になった点
ハインツがマダム・バタフライの中で戦っている間に、マダム・バタフライの磁場が強くなり、コロナ号ごとマダム・バタフライに取り込まれそうになる。イワノフが人口衛星を破壊する「アナライザー砲」でマダム・バタフライを攻撃し、その亀裂からハインツは宇宙空間に投げ出される。
最後に、宇宙空間に吹き飛ばされたハインツのヘルメットの中に薔薇の花びらが入っているってどういうことなの?生花なんか難破船にないよね?
あれは、ハインツ自体がまだ幻惑されている=彼女 or 自分の”思い出”に取り込まれてるってことなのかな?話の流れとしてはハインツは過去のトラウマを乗り越え、過去と決別したはずなんだけど…誰か教えて~!!
視聴者の声
彼女の想いで(1995)
— 団三郎狸 (@5WtWrIYHFmGdvwm) May 10, 2020
大友克洋総監督
3部作の1話目
原作 大友克洋
監督 森本晃司
脚本 今敏
作画監督 井上俊之
音楽 菅野よう子
スタッフ豪華すぎ
3部作の中でも
ダントツでこれがいいね
アニメーションの長所
全部入ってる
やはり菅野よう子は神 pic.twitter.com/1yi8bRi7Ti
今敏の没後10年企画で各映画館で作品上映してるけど『彼女の想いで』をスクリーンで観たい!
— yama164cm (@hartzz___82shop) September 13, 2020
大友作品だけど今さんらしい脚本なのでぜひに pic.twitter.com/9KKZbcVXM2
AKIRAでおなじみ大友克洋監修の短編アニメ集「MEMORIES」の中のひとつ「彼女の想いで」、主人公ハインツのウェポンライトの照射面の中心光と周辺光がしっかり描かれていてすごいんですよね(唐突 pic.twitter.com/nLh796Y2nk
— KON (@konnonjo_396) February 10, 2019
「夢に現れる君は、理想と幻想とぼくの過去」。相変わらず現在と過去を自在に飛び回って一つの事象を浮かび上がらせていく演出の上手さが際立っている。読んでいて大友克洋のオムニバス映画「メモリーズ」の一本「彼女の想いで」を思い出した。「思い出は逃げ込む場所じゃない!」か。 pic.twitter.com/82GFDZgUwM
— ヤボ夫 (@amareviewer) September 12, 2019
作品イメージ
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公式情報
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