日本のみならずアジアやヨーロッパでも発行され、総発行部数が全世界で800万部を超える夢枕獏原作の大ヒット小説『陰陽師』。今回、シリーズの中でも数少ない長編『瀧夜叉姫』を、幅広い作品でその存在感を発揮している佐々木蔵之介主演で初めて映像化することが決定しました。 さらに、佐々木演じる陰陽師・安倍晴明の相棒・源博雅役には市原隼人が決定! 市原は映画の『陰陽師II』(2003年)にも出演しており、役柄こそ異なるものの、再び『陰陽師』の世界に帰ってくることになりました。 本作では晴明と博雅の前に、シリーズ最強の敵・平将門が立ちはだかる。2020年/100分。英題:Tezuka’s Barbara
原作 | 夢枕獏 | 「神々の山嶺」「空海―KU-KAI―」「黒塚 -KUROZUKA-」 |
監督 | 篠原哲雄 | 「影踏み」「真夏のオリオン」「月とキャベツ」「JamFilms けん玉」 |
脚本 | 山本むつみ | 「神の手」「小吉の女房」「遺留捜査」「ゲゲゲの女房」 |
あらすじ
時は天徳4年–。 陰陽師の安倍晴明(佐々木蔵之介)と友人の源博雅(市原隼人)は、“盗らずの盗賊”の話を肴に、酒を酌み交わしていた。博雅によると、夜中に小野好古(川野太郎)の屋敷に、白い被衣(かつぎ)をまとった女と黒覆面の男たちが押し入り、「雲居寺の浄蔵(寺田農)からの預かりもの」を捜し回ったあげく、何も盗まずに去っていったという。二人がその不思議な話に首をひねっていると、そこに晴明の兄弟子にあたる賀茂保憲(橋本じゅん)がやってくる。保憲は、20年前の平将門の乱の際に、手柄をあげた平貞盛(酒向芳)の顔にあるひどい瘡は誰かに呪われたもののような気がするので、様子を見てきてほしいと頼みにきたのだ。
Bitly
※以降はネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。
登場人物
- 安倍晴明(佐々木蔵之介)
希代の陰陽師。
- 源博雅(市原隼人)
安倍晴明が唯一心を許す親友。宮廷にも顔が効く。平貞盛亭で出会った如月に一目惚れをする。笛の名手。
- 蜜虫(齋藤めぐみ)
安倍晴明が使役する式神。
- 賀茂保憲(橋本じゅん)
安倍晴明の兄弟子。平貞盛が呪われていることに気づくが自分は診断を断られてしまったので、適当なことを言って様子を見てくるよう晴明に依頼する。
平貞盛の関係者
- 平貞盛(酒向芳)
20年前の平将門の乱の際に、手柄をあげた武将。呪いにより顔にひどい瘡が出来ており苦しんでいる。何者かに身体を乗っ取られそうになっている。祥仙の治療も効かず、行方不明になってしまう。
- 如月(剛力彩芽)
平貞盛の担当医・祥仙の助手。
- 如月(剛力彩芽)
平貞盛の担当医・祥仙の助手。
- 平維時(秋沢健太朗)
平貞盛の息子。平貞盛が行方不明になったと安倍晴明に助けを求める。
露子姫の関係者
- 露子姫(本田望結)
橘実之の娘。昆虫が大好きで犬ほどのサイズの芋虫を可愛がっている。芋虫がサナギになったことで晴明に相談にやって来る。芋虫は蟲毒による呪いの虫だったが露子姫が純粋に可愛がっていたため危険な怪物にはならなかった。
- 橘実之(齋藤めぐみ)
露子姫があまりに昆虫に傾倒するため、蘆屋道満の助言から知らない内に蟲毒を実施していたことを知る。
平将門を討伐した関係者
- 俵藤太(国広富之)
謎の盗賊に襲われるが撃退する。20年前、平将門を討伐する。将門が謀反を起こす前は懇意にしており、矛を治めるよう話し合いに赴くが変貌した将門を説得できず、討伐するに至る。
- 浄蔵(寺田農)
平将門を焼いた灰を盗賊に盗まれる。
- 小野好古(川野太郎)
白い被衣をまとった女と黒覆面の男たちに押し入られるが、何も取ら浄蔵からの預かった将門を焼いた灰を
平将門の関係者
- 平将門(菅田俊)
20年前に処刑された天下の大逆賊。元々は好戦的な人物ではなかったが、側近の興世王に操られ、戦乱を起こす。殺された家族の復讐のため
- 瀧子姫(剛力彩芽)
平将門の娘。興世王の力を借りて将門を復活させるため、将門の遺灰を探し求めてきた。白い被衣をまとった女の正体。
- 桔梗(笛木優子)
平将門の愛妾。俵藤太に暴走する将門を止めるよう依頼する。殺されてしまうが、平将門は俵藤太が殺したと思い込んでいた。
- 興世王
平将門の側近。裏で糸を引く。
その他
- 蘆屋道満(竹中直人)
陰陽師。安倍晴明のライバル。安倍晴明と、瀧子姫たちの前に現れ様子を伺う。
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©夢枕獏/テレビ朝日・オスカープロモーション
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