NHK銀河テレビ小説「まんが道」藤子不二雄Ⓐ先生の自伝的マンガをドラマ化

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銀河テレビ小説「まんが道」カバーバナー TVドラマ

漫画「忍者ハットリくん」「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」等の作者の藤子不二雄Ⓐ先生の自伝的漫画「まんが道」のドラマ版の再放送がありました。

漫画家になるんだ!と夢にもがく青年の物語に、「ドラえもん」作者の藤子・F・不二雄先生や手塚治虫先生など沢山のレジェンド漫画家が出てくので寝るのを止めて夜中にがっつり見てしまった…


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TVドラマ「まんが道」とは?

藤子不二雄Ⓐ先生の自伝的マンガ『まんが道』が原作のドラマ化。NHK銀河テレビ小説枠で1986年11月17日~12月5日に全15回で放送された本作。

原作藤子不二雄A「映画 怪物くん」「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」「笑ゥせぇるすまん」
制作藤田道郎「タクシー・サンバ」シリーズ 「蛇蠍のごとく」「あめりか物語」
演出安江進「快傑黒頭巾」「銀河少年隊」
脚本大久保昌一良「新・愛の嵐」「人魚の森」「女が家を買うとき」「柳生一族の陰謀」
音楽堀井勝美「ゲゲゲの鬼太郎」「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」「スーパースキャンダル

あらすじ

物語は、満賀道雄(安孫子素雄がモデル/演:竹本孝之)と才野茂(藤本弘がモデル/演:長江健次)の高校時代からスタート。卒業後、いったんは地元で就職したふたりが、やがてプロの漫画家を目指して上京。手塚治虫が暮らし、のちに漫画家の聖地といわれるようになったトキワ荘に入居するまでが描かれる。

原作情報

藤子不二雄Ⓐが描く、漫画家を目指す2人の少年の青春漫画「まんが道」。1970年~様々な誌面で掲載され、1995年~続編となる「愛…しりそめし頃に…」がビックミで2013年まで掲載された。

登場人物

  • 満賀道雄(竹本孝之)※写真右
    漫画家を目指す、満賀家の長男。藤子不二雄Ⓐ先生(安孫子 素雄)がモデル。
ドラマ「まんが道」満賀道雄(竹本孝之)

  • 才野茂(長江健次)
    満賀道雄の親友。「ドラえもん」の作者である藤子・F・不二雄先生(藤本 弘)がモデル。

二人の家族

  • 満賀君枝(冨士眞奈美)
    満賀道雄の母親。夫亡き後、喫茶店で働きながら道雄と鉄郎の面倒をみている。道雄の将来を心配している。
ドラマ「まんが道」満賀君枝(冨士眞奈美)

  • 満賀鉄郎(磯崎洋介)
    満賀道雄の弟。

  • 才野民子(天地総子)
    才野茂の母親。

立川新聞社

  • 鍋谷社長(久米明)
    立川新聞社の社長で、満賀道雄の叔父。道雄が新聞社で働けるよう世話をする。
ドラマ「まんが道」鍋谷社長(久米明)

  • 虎口(蟹江敬三)
    学芸部長。道雄の才能を買っており厳しく指導する。
ドラマ「まんが道」虎口(蟹江敬三)

  • 西森光男(イッセー尾形 )
    図案部に入社した道雄の教育係の瓶底眼鏡。気難しい先輩かと思いきや道雄のことを考えてくれており、世話になる。
ドラマ「まんが道」西森光男(イッセー尾形 )

  • 麻田次郎(小倉一郎)
    学芸部の先輩
ドラマ「まんが道」麻田次郎(小倉一郎)

  • 梅木春子(木原光知子)
    学芸部の先輩。梅木女史と呼ばれるしっかり者。道雄の漫画を褒める。
ドラマ「まんが道」梅木春子(木原光知子)

  • 日上健一(酒井敏也)
    学芸部の先輩。道雄をいびる。
ドラマ「まんが道」日上健一(酒井敏也)

トキワ荘の住人たち

  • 手塚治虫(江守徹)
    満賀道雄と才野茂にとって憧れの存在で、漫画の神様。2人が送ったファンレターの返信が、2人にとって上京するきっかけになる。
ドラマ「まんが道」手塚治虫(江守徹)

  • 寺田ヒロオ(渡辺寛二)
    通称テラさん。

  • 石森章太郎(のちの石ノ森章太郎)(小野寺丈)

  • 赤塚不二夫(松田洋治)
ドラマ「まんが道」赤塚不二夫(松田洋治)

  • 森安なおや(森川正太)
ドラマ「まんが道」森安なおや(森川正太)

  • 鈴木伸一(新井つねひろ)

  • 永田竹丸(西山浩司)

  • 角田次朗(須間一也)

その他

  • 青木源助(玉川良一)
    亡くなった満賀の父の知り合い。道雄の事を温かく見守っている。富山の薬売りの行商をしているが仕事に熱心ではない。

  • 仙田(桜井センリ)
    文新堂の主人。道雄と茂が手塚治虫の新刊漫画を買うために足しげく通う近所の本屋さん。
ドラマ「まんが道」仙田(桜井センリ)

  • 霧野涼子(会沢朋子)
    満賀道雄の同級生で、男子生徒の憧れの的。道雄の片思いの相手だが、漫画家になりたいという道雄の夢を応援する。

エピソード

第1話

昭和27年春、富山・高岡の高校3年生、満賀道雄(竹本孝之)は卒業を目前にしていた。無二の親友・才野茂(長江健次)とともに漫画家になることが本当の夢だが、父亡き後、喫茶店に勤め続ける母の君江(冨士真奈美)のため、弟の鉄郎(磯崎洋介)の学費のため、就職しなければならなかった。道雄は富山の新聞社の試験を受けたが失敗。落胆して家に帰ると、なんと道雄と茂にとっては神様の手塚治虫先生からハガキが届いていた。

第2話

手塚治虫先生からのハガキには「上京したらぜひ寄ってください…」と書いてあった。道雄(竹本孝之)と茂(長江健次)は、すぐにその気になり、10日後に、自分たちの作品を持って上京することにした。原稿に没頭する茂と違って、道雄は、憧れの女性徒・霧野涼子(会沢朋子)に会って励まされて以来、原稿が全く進まない。涼子の顔がちらついてどうにもならないのだ。そこへ、伯父(久米明)から、立山新聞採用決定の電話が…。

第3話

道雄(竹本孝之)も茂(長江健次)も手塚先生に見てもらう作品の完成に没頭した。君江(冨士真奈美)も、茂の母の民子(天地聡子)も2人が好きな道に進んでくれればいいと見守っていた。上京の前日、作品は完成した。翌日、夜行で上京する2人を見送る君江たち。そこへ涼子(会沢朋子)がやってきて、道雄に手作りの蒸しパンを渡す。車中で、道雄は、蒸しパンをかみしめながら、この日のことは一生忘れられないと思うのだった。

第4話

上野駅に着いた道雄(竹本孝之)と茂(長江健次)は、講論社へと向かった。編集部の大桑(ケーシー高峰)は、2人の作品を見て大いにほめてくれたが、“少年王”にはスペースがないからと採用はしてくれなかった。重い足をひきずりながら、学童社に向かい、藤野記者(頭師孝雄)の指示で、椎名町のアパート“トキワ荘”へと向かった。トキワ荘で手塚先生(江守徹)に会えた2人は、漫画の世界の厳しさを目のあたりにするが…。

第5話

4月1日、新聞社へ初出勤の道雄(竹本孝之)は、伯父の鍋谷社長(久米明)から、歯車の一員として努力するようにと訓示されて、図案部へ配属されるが、世話係の西森記者(イッセー尾形)は何も教えてくれない。午後になって、ようやく西森は線を引くよう道雄に命じる。西森の引く見事な線に感心する道雄。一日中線を引いた道雄は帰り道、待っていた茂(長江健次)と一緒になった。製菓会社に勤めた茂は一日で会社を辞めていて…。

第6話

伯父(久米明)の経営する立山新聞社に入社した道雄(竹本孝之)は、配属された図案部の先輩の西森(イッセー尾形)や学芸部長の虎口(蟹江敬三)たちの指導を受け、仕事に励み、退社後はまんがを描き続ける毎日。一方、相棒の茂(長江健次)は、一日で会社勤めを辞めてしまい、プロのまんが家になるべく努力を続けていた。茂の母・民子(天地聡子)は、わが子の苦労が気になり、道雄の母・君江(冨士真奈美)に相談に来て…。

第7話

会社の仕事にもだいぶ慣れて来たある日、西森(イッセー尾形)がパチンコ屋の広告を、まんがでやってみるよう道雄(竹本孝之)に命じた。この仕事が大好評で、自信をつける道雄。初月給の日、西森や春子(木原光知子)たちから“ふくや”で生まれて初めて酒を飲まされる。激励されて家に帰った道雄は、月給袋を母の君江(冨士真奈美)に渡す。うれしそうに、月給を父の遺影に供える君江の姿を見て、喜びがこみ上げる道雄だった。

第8話

ある日、退社してくる道雄(竹本孝之)を茂(長江健次)が待ちうけていた。2人が描いたまんが“ユートピア”が単行本になったのだ。手塚治虫先生の尽力で出版され、原稿料3万円の小切手も同封されていた。2人の初めてのまんが本…。人目もはばからず「ばんざい」を叫び続ける二人。これは会社でも評判になったが、西森(イッセー尾形)も日本版画大賞を受賞し、社長の鍋谷(久米明)も大喜び。祝賀会が“ふくや”で開かれ…。

第9話

憧れの女性、涼子(会沢朋子)が恋人と心中した、というニュースが頭を離れない道雄(竹本孝之)に、酒をすすめなぐさめる茂(長江健二)。社の異動で、道雄は学芸部の辞令を渡される。西森(イッセー尾形)も、将来きっとプラスになるからと学芸部行きをすすめてくれた。学芸部の一員となり、ラジオ欄を担当することになった道雄だったが、家に帰ると相変らず、茂とまんがを描きつづけ、夢には手塚先生(江守徹)が出てきて…。

第10話~15話

2022年8月の再放送は第9話まで。10話以降は日を改めて放送される予定とのこと。

出典:公式サイト
ⒸCopyright NHK (Japan Broadcasting Corporation). All rights reserved.

主題歌

主役の竹本孝之さんの「hold your last chance」作詞・作曲は長渕剛。夢を追う登場人物たちとリンクし、背中を押してくれるような主題歌。

視聴者の声

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