古畑任三郎 VS 棋士・坂東八十助「汚れた王将」合理的過ぎた男

3.5
警部補・古畑任三郎 VS 棋士・坂東八十助「汚れた王将」イメージ TVドラマ

柔らかい物腰のうちに秘めた卓越した推理力。警視庁捜査一課の殺人事件担当・古畑任三郎(田村正和)が、完全犯罪をたくらむ犯人たちと対決していく人気ドラマ。1994年に放送された第1シーズンの第5話「汚れた王将」。

演出河野圭太「危険なビーナス」「ドクターホワイト」「椿山課長の七日間」
脚本三谷幸喜「鎌倉殿の13人」「真田丸」「記憶にございません!」「ステキな金縛り」

あらすじ

将棋のタイトル戦挑戦者・米沢八段(坂東八十助)が、第4局・1日目の対局が終わった夜、立会人の大石(小林昭二)を殺してしまった。大石が浴室でシャワー中に事故死したように擬装する米沢。
タイトル戦の第1日は米沢の「封じ手」で終わった。だが、米沢は用紙に次の指し手を書き込まず、白紙のままで封じた。それに気付いた大石は夜、米沢の部屋でその真意をただす。そして、すべてを明らかにする、と席を立つ大石。米沢はその頭部を、そばにあった灰皿で殴りつけた・・・
今回は、部下の今泉(西村雅彦)とともに、たまたまタイトル戦の会場となった旅館に泊まり合わせた古畑が、米沢の擬装を見破っていく。「封じ手」に隠されたトリック、逆転の敗着となった「飛車」に秘められたナゾ。鋭い観察力に裏打ちされた古畑の推理が冴える。


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登場人物

  • 古畑任三郎(田村正和)
    警視庁刑事部捜査一課の刑事で、階級は警部補。警視庁きっての推理力の持ち主で、わずかな手がかりや発言の矛盾を即座に見抜く鋭い観察眼と、犯人の裏をかく巧みな話術により、幾多の事件を早期解決に導いている。立ち振る舞いは紳士的だが、その一方で幼稚な程細かいことにこだわり、悪戯好きで負けず嫌いな性格でもある。
    偶然、タイトル戦が開催されている宿に今泉と宿泊しているところ、将棋には一切興味がない。
古畑任三郎(田村正和)

  • 米沢八段(坂東三津五郎/放送時は坂東八十助
    将棋棋士。常に合理的な選択を行う生真面目な性格。現在、竜人戦にて中谷に挑戦中だが既に3連敗しており、もう後がないところまで追い込まれている。日頃より着物を着用しているため大谷の背広を畳んでしまい、古畑に疑われる。
警部補・古畑任三郎「汚れた王将」米沢八段(坂東三津五郎/放送時は坂東八十助)

  • 大石小林昭二
    竜人戦の立会人。米沢八段の封じ手を書かないという不正を見てしまい、米沢を問い正し告発しようとする。
警部補・古畑任三郎「汚れた王将」大石(小林昭二)

  • 立花石田太郎
    竜人戦の立会人。大石が亡くなったことで、米沢と中谷にタイトル戦を続けるか確認する。
警部補・古畑任三郎「汚れた王将」立花(石田太郎)

  • 中谷竜人角田英介
    将棋棋士。若手の天才棋士で米沢八段に対して既に竜人戦でも3連勝中。子供っぽくお菓子をこぼし、自室の将棋盤を汚してしまう。
警部補・古畑任三郎「汚れた王将」中谷竜人(角田英介)

  • 今泉慎太郎西村まさ彦/制作時は西村雅彦
    古畑の部下。階級は巡査。宿帳の職業欄に「刑事」と書いていたため宿から
    学生時代は将棋研究会に所属しており宿で行われている竜王戦に興味津々。
今泉慎太郎(西村まさ彦/制作時は西村雅彦)

視聴者の声

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古畑任三郎「シーズン1」の記事はコチラ

古畑任三郎「シーズン3」の記事はコチラ


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