柔らかい物腰のうちに秘めた卓越した推理力。警視庁捜査一課の殺人事件担当・古畑任三郎(田村正和)が、完全犯罪をたくらむ犯人たちと対決していく人気ドラマ。1994年に放送された第1シーズンの第4話「殺しのFAX」。
演出 | 星護 | 「野武士のグルメ」「笑の大学」「僕の生きる道」「いいひと。」 |
脚本 | 三谷幸喜 | 「鎌倉殿の13人」「真田丸」「記憶にございません!」「ステキな金縛り」 |
あらすじ
妻を殺して狂言誘拐劇を仕組んだ人気推理作家・幡随院(笑福亭鶴瓶)の、ファックスを利用したトリックに挑戦する。殺した妻を山中に埋めた幡随院は、山小屋に置いたファックスに数枚の脅迫文をタイマーでセットし、何食わぬ顔でいつも仕事場にしている都心のホテルに戻った。
幡随院の部屋で待機する蟹丸警部(峰岸徹)ら誘拐犯専門の刑事たち。その中にまじって、部下の今泉(西村雅彦)を連れた古畑(田村正和)もいた。部屋のファックスに次々と送り込まれてくる、身代金三千万円を要求するなどの脅迫文。振り回される捜査陣。
だが古畑は冷静に事件の推移を見つめ、幡随院を観察していた。そして、ファックスに秘められたトリックに気付き、幡随院への疑惑を深めていく・・・
登場人物
- 古畑任三郎(田村正和)
警視庁刑事部捜査一課の刑事で、階級は警部補。警視庁きっての推理力の持ち主で、わずかな手がかりや発言の矛盾を即座に見抜く鋭い観察眼と、犯人の裏をかく巧みな話術により、幾多の事件を早期解決に導いている。立ち振る舞いは紳士的だが、その一方で幼稚な程細かいことにこだわり、悪戯好きで負けず嫌いな性格でもある。
本来は誘拐事件には関わることはないが、”念のため”対策本部のホテルに呼ばれる。やる事がないので、幡随院大の小説「虚栄の航跡」を読んでいる。ホテルのパフェが甘すぎたためタラコパスタを食べるが辛すぎて今泉に甘いものがないか探させる。
- 幡随院大(笑福亭鶴瓶)
推理小説家。妻を別荘で絞殺し、遺体を山中に埋め、その後パソコンとFAXを使いタイマーで自動送信するようセット。その後、都内の仕事場としているホテルに戻り「妻が身代金誘拐された」という形で「身代金の受け渡し」のシナリオを遂行しようとするが…
- 蟹丸警部(峰岸徹)
警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査係警部。誘拐事件専門で幡随院が執筆に使っているホテルの一室に対策本部を設置、犯人を逮捕し幡随院の妻を救おうと奮闘する。事件が行き詰まる中、マイペースな古畑と今泉にイライラしだす。
- 河村ノリ子(井上ユカリ)
幡随院の秘書で浮気相手。ホテルのエレベーターで幡随院と抱き合っているところを古畑に見られる。
- フサ子(高柳葉子)
幡随院の妻。別荘で幡随院に絞殺され、山に埋められる。
- 今泉慎太郎(西村まさ彦/制作時は西村雅彦)
古畑の部下。階級は巡査。古畑と共に念のため捜査本部に呼ばれた予備人員。身代金の受け渡し時に歩道橋で見張るよう幡随院に依頼される。
視聴者の声
鯨井警部が出てくる度に殺しのFAXに出てくる鯨鳥警部のエピソード蘇ります。鮫島警部ってずっと思っていた古畑警部補🤣「鮫島警部は、、」鶴瓶師匠「くじら。鮫じゃなく」#殺しのFAX
— m🍑北海道❄️ (@uVKGG6seOS7rlVy) May 1, 2021
1994年ドラマ#古畑任三郎#日本映画専門チャンネル#警部補古畑任三郎#田村正和 さん#鶴瓶 師匠 pic.twitter.com/wMbzpVIAbk
殺しのFAXはあの時代だからこそできたトリックだよなあ。鶴瓶の大袈裟演技が下手なのか上手いのか分からん作品だ。
— ねむみ (@cinemaro11) October 28, 2014
古畑任三郎の
— たかちょ寒山拾得に憧れる (@s_79tk2) June 12, 2021
第4話
「殺しのfax 」鶴瓶が犯人役の回蟹丸警部(峯岸徹)(デカ長って言ってるくらいだから偉い人の筈なんだが)が間抜けさが際立つ一応、同じ捜査一課だから協力してやればいいのに手柄を自分のモノにしたかったのか、全然協力しないね悪い上司ぽく映る、古畑って優秀だけどきらわれてる?
古畑任三郎の鶴瓶さんの回
— ぺけみに (@pekemini_w65s) May 18, 2021
出て来たパフェが多過ぎて田村さんが「いや~、全然減らないw」と急にアドリブを入れて来たので、鶴瓶さんが笑いをこらえるのに必死だったんだそうです。
古畑のカッコ良さとおちゃめさは田村さんにしか演じれなかったと思います。
ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/TKlbHDRFOY
→だったことは以前から示唆されていたので、その点は驚きなし。ただデアゴ版古畑任三郎DVDコレクションのインタビューでは、その辺のコメントがすごくマイルドになっていて「もしかして三谷さん軟化された?」と思っていたので、そんなことはなかったと分かりました。やっぱり根にもつタイプだった。
— tangent10☔️ (@isyncsoiexist) November 9, 2022
視聴はコチラ
古畑任三郎「シーズン1」の記事はコチラ
古畑任三郎「シーズン3」の記事はコチラ
©共同テレビジョン
コメント