「蛇のひと」少しだけ周囲を不幸にする性を背負った上司(西島秀俊)の痕跡

4.0
ドラマ「蛇のひと」イメージ TVドラマ

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作品紹介

ドラマ「蛇のひと」は、WOWOWの「ドラマW」で放送され、1週間限定で劇場公開されたサスペンスドラマ。第2回WOWOWシナリオ大賞受賞作品。2010年/101分。

監督・脚本森淳一CODE ~願いの代償~」「リトル・フォレスト 夏・秋」「重力ピエロ」
脚本三好晶子「向田邦子 イノセント/第1話 隣りの女」
撮影中山光一「耳をすませば 2020」「あやしい彼女」「タイヨウのうた」
音楽中島靖雄「ゴーストライターホテル」「マッスルガール!」「土俵ガール!」

あらすじ

三辺陽子(永作博美)が出社すると、会社は大変な騒ぎになっていた。部長の伊東が自殺し、課長の今西(西島秀俊)が行方不明になっているという。陽子は取りあえず葬儀の手伝いに行くが、部長の妻、牧子は何故か今西の話ばかりをする。葬儀の後、陽子は副社長に呼び出され、今西が横領で逃げている疑いがあると聞かされる。しかもその証拠を伊東部長が握っていたという。陽子は会社の命令を受け、今西を探すことになるが…。


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※以降は一部ネタバレを含みますので、本編を視聴した後で読むことをおススメします。

登場人物

  • 三辺陽子(永作博美)
    商社営業事務の独身OL。副社長の命令で今西を探すため今西の関係者に話を聞いていくなかで、自分の知らない今西像に戸惑い、困惑する。今西が関わった人間がみんな不幸になっていると気づく。
ドラマ「蛇のひと」三辺陽子(永作博美)
©2010 WOWOW INC.

  • 今西由起夫(西島秀俊)
    商社の課長。三辺陽子の上司。人当たりが良く周囲からも信頼されている…人物だと思われていたが、相手を口車に乗せ思い通りに操ることが出来る。
    父は義太夫の師匠で、妾の母に今西を産ませる。
ドラマ「蛇のひと」今西由起夫(西島秀俊)
©2010 WOWOW INC.

  • 田中一(田中圭)
    今西を探す若手社員。会社の命令で三辺陽子を見張っていたが、陽子と一緒に今西を探すことになる。今西を「悪気なく人を助けようとする人物」と評する。
ドラマ「蛇のひと」田中一(田中圭)
©2010 WOWOW INC.

  • 伊東部長(國村隼)
    今西や三辺の上司。今西への劣等感から、会社から1億円を横領し今西のせいにする。しかし、すべて引き受け姿を消すという今西の話を聞き、良心の呵責に耐え兼ね自殺する。
ドラマ「蛇のひと」伊東部長(國村隼)
©2010 WOWOW INC.

  • 伊東牧子(石野真子)
    伊東部長の妻。会社に1億円を返し、今西が横領に関わっていないことを報告する。

今西を知る人たち

  • 島田剛(劇団ひとり)
    今西が住むマンションの隣人。脱サラし漫画家を目指すが、唯一応援してくれた今西を信頼している。今西が部屋に帰ってきていないと三辺に話す。
ドラマ「蛇のひと」島田剛(劇団ひとり)
©2010 WOWOW INC.

  • 柴田のりこ(ふせえり)
    保険勧誘員。今西が購入した車に名刺が残されていた。今西に片思いしていたが振り向いてもらえず今西の忠告を聞かず、今西の友人と結婚する。その後、暴力を振るわれ離婚する。陽子に里中の連絡先を教える。

  • 里中(勝村政信)
    今西の元同僚。今西に焚きつけられ分不相応のマンションを購入する。
  • 里中の妻(佐津川愛美)
    里中とは年齢の離れた若い妻。マンション購入を望み自分も働きに出るが、結局ローンを返すために里中が仕事に打ち込み過ぎたせいで夫婦の関係が悪化していると陽子に話す。
ドラマ「蛇のひと」

  • 原田(北村有起哉)
    予備校講師。生徒と不倫していることが妻にばれて修羅場となるが、今西が仲裁に入る。どちらとも別れたくないと言う原田に、今西は妻と愛人の3人暮らしを提案する。現在も3人暮らしが続いており、もう家族のような関係になってしまったと悲しく笑う。
  • 原田の妻(奥貫薫)
    原田の妻。今西の提案を受ける。
ドラマ「蛇のひと」原田(北村有起哉)

  • 今西の幼なじみ(板尾創路)
    今西の幼少時に一緒に生活していた浄瑠璃の同門。年が近かったため仲が良かった。当時起こった事件を陽子に聞かせる。今は今西の母親の面倒をみている。
ドラマ「蛇のひと」今西の幼なじみ(板尾創路)

今西の少年時代

  • 功太夫(河原崎建三)
    義太夫の師匠で地元の名士。今西の実の父親。新しく弟子として引き取った今西の才能に惚れ込み、熱心に指導する。和夫たちの由起夫への嫌がらせは見て見ぬふりをしている。
ドラマ「蛇のひと」功太夫(河原崎建三)

  • 今西由起夫
    義太夫と妾の息子。義太夫に預けられ、兄である和夫の弟弟子として浄瑠璃を学ぶ。当初は才能溢れる語りを見せて周囲を驚かせていたが、和夫たちの嫌がらせのせいか平凡になっていく。和夫の初公演の日、和夫を騙し自分が和夫の代わりに舞台にあがり

  • 和夫
    義太夫と本妻の息子。今西の腹違いの兄で兄弟子。今西の才能を脅威に感じ今西に嫌がらせをする。しかし義太夫が今西に興味を失ったため嫌がらせを止め、由起夫を助けるようになる。和夫の初公演の日、由起夫に騙されたことと、由起夫の最高の語りにショックを受け、義太夫や母、兄弟弟子を皆殺しにしてしまう。

  • 今西の幼馴染
    和夫の弟弟子。由起夫の先輩にあたるが、年齢が近かったこともあり友人のような関係になる。和夫が起こした事件の責任は由起夫にあると詰めるが、こうなることは大体予想がついていたという今西の言葉に驚愕する。

  • 今西の母 (遠山景織子)
    功太夫の妾。今西を功太夫に預け、近所で一人暮らししている。

その他

  • 陽子の婚約者(ムロツヨシ)
    地方で工場を経営している。陽子との結婚を望んでいるが、陽子のペースに合わせてきた。しかし、そろそろ親に会わないかと陽子に連絡をする。
ドラマ「蛇のひと」陽子の婚約者(ムロツヨシ)
©2010 WOWOW INC.

視聴者の声

作品イメージ

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©2010 WOWOW INC.

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