古畑任三郎の1stシーズンの第2話。歌舞伎役者役の堺正章が犯人なのですが、古畑の追い詰め方が意地悪過ぎて笑ってしまいました。
柔らかい物腰のうちに秘めた卓越した推理力。警視庁捜査一課の殺人事件担当・古畑任三郎(田村正和)が、完全犯罪をたくらむ犯人たちと対決していく人気ドラマ。1994年に放送された第1シーズンの第2話「動く死体」。
演出 | 河野圭太 | 「危険なビーナス」「ドクターホワイト」「椿山課長の七日間」「子ぎつねヘレン」 |
脚本 | 三谷幸喜 | 「鎌倉殿の13人」「真田丸」「記憶にございません!」「ステキな金縛り」 |
あらすじ
殺害した劇場の警備員を、舞台の天井から転落したように見せかけ、何食わぬ顔で捜査に協力する歌舞伎役者・中村右近(堺正章)の仮面をはいでいく。 菊座で「義経千本桜」を公演中の右近は、出番を待つ自分の楽屋で警備員の野崎(きたろう)を殺してしまう。野崎は右近のひき逃げを目撃し口止め料を受け取っていた。だが、耐え切れなくなった野崎は、それを返し警察に全てを話すという。それを引きとめようとしてもみ合ううちに、野崎は倒れて頭を打って死んだ。 舞台がはねた後、右近は苦労して死体を運び偽装工作をする。腕時計も壊し、犯行時刻をごまかした。 その後、部下の今泉(西村雅彦)を連れて、古畑(田村正和)が登場。殺人を確信する古畑は、右近と接触するうちに次第に疑惑を深めていく。そして、古畑が見せる最後の決め手とは・・・
登場人物
- 古畑任三郎(田村正和)
警視庁刑事部捜査一課の刑事で、階級は警部補。警視庁きっての推理力の持ち主で、わずかな手がかりや発言の矛盾を即座に見抜く鋭い観察眼と、犯人の裏をかく巧みな話術により、幾多の事件を早期解決に導いている。立ち振る舞いは紳士的だが、その一方で幼稚な程細かいことにこだわり、悪戯好きで負けず嫌いな性格でもある。劇場に残っていた中村右近の言葉から、彼を疑う。舞台に上がったままになっていた”すっぽん”に注目する。
- 中村右近(堺正章)
6代目中村右近を襲名した歌舞伎役者。テレビにも出演する人気役者。数日前に老婆をはね死亡させてしまったことで、野崎に金銭を渡し口止めを強要するが警察に自首しようとしたため殺害。死体を舞台に運び転落死したように偽装工作を行う。帰ろうとしたところで古畑と出くわしてしまう。
- 野崎(きたろう/シティボーイズ)
劇場の警備員。中村右近が起こした轢き逃げ事件を黙っていることに耐え切れなくなり、警察に行こうとするが中村右近に殺害される。
- 村岡(有福正志)
舞台スタッフ。事件の第一発見者。中村右近から、舞台の”すっぽん”が壊れているから直すように言われる。
- 今泉慎太郎(西村まさ彦/制作時は西村雅彦)
古畑の部下。階級は巡査。古畑の命で、野崎が転落したと思われる天井のすのこに上がるが、古畑に明かりを消され怯える。
視聴者の声
「動く死体」堺正章
— 星がいっぱいバナナ (@hosiga1ppai) May 28, 2021
ミスターかくし芸マチャアキの演じる
歌舞伎役者はハマり役
懐中電灯のくだりなど古畑とのやり合いは見ものです
高まる緊迫感!
#古畑任三郎 pic.twitter.com/T2VEdAjqom
『古畑任三郎』「動く死体」再見。演出は河野圭太
— kawata (@MugenShinsi) May 18, 2021
第1話も良いけど、第1シーズンで個人的にお気に入りの一つなのは第2話。ラストを知った状態で観ると、古畑が最初から仕掛けてきてるのが分かる。
田村正和がこの回の脚本を読んで『古畑任三郎』の出演を決めたのも納得 pic.twitter.com/18lqDHyXK4
古畑任三郎といえば犯人役が豪華でたくさん神回があるが、第一シリーズの第二話『動く死体』を見ていただきたい。
— 夜衝陽介♠︎ (@yattukeyousuke) May 18, 2021
古畑任三郎が犯人役の堺正章さんをジワジワと追い詰めていく様は刑事ドラマ史上類を見ない名シーンとなった。
田村正和さんもこの脚本を読んで古畑任三郎を演じる決意をしたという。
倒叙犯人当ての傑作といえば古畑の「動く死体」がシリーズで1,2を争うくらい好きです。犯人が自明であってさえロジックの輝きは微塵も失われていませんし、倒叙でなければお茶漬けは食べなかったでしょう。
— 鍵入 (@key_into) November 2, 2019
新しい機械を買ったときには必ず説明書を読んでください。
— 古畑任三郎独白bot (@furuhata__bot) March 19, 2023
少なくとも3回。箱から出す前と、セットしたあと、寝る前に。一晩おくのがポイントです。
気をつけなければならないのは、外国製の機械で・・・。
【第二話 動く死体】
視聴はコチラ
古畑任三郎「シーズン1」の記事はコチラ
古畑任三郎「シーズン3」の記事はコチラ
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